問題や原因ばかりに焦点を当てていませんか？解決のスピードが早くなる例外探し

マインドクリエイトの催眠心理療法（ヒプノセラピー）

問題は起こるものである。
これを避けることはできない。
大事なのは受け止め方と対処法である。

もし、問題の解決を早めることができたらどうでしょうか？

心の問題に焦点を当ててお話します。
シンプルな考え方で、自分自身で行うことができますので、今悩みを抱えているという人は最後まで読んで試してみてください。

心の問題を抱えているとき、問題や原因に焦点を当ててしまいやすいものです。
例えば、あがり症で悩んでいたとします。

このとき、

・過去の問題に意識を向ける
・何が原因なのか？を考える

問題や原因ばかりに焦点を当ててしまうと、解決は遅くなります。
ここで取り入れて欲しい視点が、「例外探し」です。

ブリーフセラピーの一つの技法なのですが、
これがとても効果的に解決のヒントや答えを見つけることができるのです。
私自身のセラピーでも、この技法をよく取り入れています。

問題は一定ではない。
常に変化が起こっている。
という考え方を元に、このような質問をしていきます。

「その問題がほんのちょっとでも良いときは、何が違いますか？」

ブリーフセラピーとは？

ブリーフセラピーは、解決思考型の心理療法で短期療法とも言われています。
これまでのカウンセリングの主流であった、過去の問題に焦点を当てるのではなく、現在から解決に焦点を当てていく方法です。

・問題解決ではなく、解決の構築
・原因に極力触れず、現在の症状を改善・解決に結びつけていく

例外探しとは？

「例外」とは、すでに起こっている解決の一部。

あがり症で悩んでいる人は、一定の度合いであがっているわけではありません。
ひどくあがってしまうこともあれば、それほどあがらないとき、全くあがらないとき、さえあるものです。

でも、悩んでいるときは、問題ばかりに焦点を当て、この部分に焦点を当てられないものです。
しかし、この部分にこそ、解決のヒントや答えがあります。

「その問題がほんのちょっとでも良いときは、何が違いますか？」

こんな質問を自分自身でしてみてください。
そうすると、実は「良いときも多くある」ということに気づくことができます。

・念入りに資料をまとめた
・事前にリハーサルをした
・いつもより早く起きた
・いつもより早く出社した
・前を見て話をした

などのポイントが出てきます。

「他には？」としつこいぐらい考えていけば、けっこうな数が出てくるものです。
そして、このポイントこそが、解決のヒントであり答えてでもあるのです。

「うまくいったのならそれを続けよ」

ブリーフセラピーの考え方なのですが、自分で何気にやっていたことが、多少なりとも解決に向かっていたのですから、今度は意識して行うことによって、同じ結果が出る可能性が高いのです。

どうでしょうか？
自分でも簡単にできる方法だと思いませんか？

「例外探し」の視点を取り入れることによって、きっと問題の解決は早くなることでしょう！

問題に焦点を当てるのではなく、解決に焦点を当ててみましょう。

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