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採用担当、キャリアコンサルタント資格取得への道【その②受講修了後、早速つまずく】

続きです!

「国家資格キャリアコンサルタント」の資格取得に向け半年勉強してきたのですが、
同じように興味を持っている人・今後資格取得を目指す人のために、その過程をまとめていきたいと思います。

また、①の記事は合否結果をどきどきしながら待っていましたが、
先日合格発表があり、なんとか合格していましたー!!

3ヶ月に渡る養成講座(私は日本マンパワー)を終え、早速つまずきます。

養成講座終了後やったこと


「今後いろんなホルダーさんと出会うと思うが、そのアドバイスを受け止めるのか受け止めないのかは自己責任」
養成講座最終日、講師からそう言われたのを強く覚えています。
(この言葉はのちに回収。笑)

養成講座が終わり、試験まで残り3ヶ月強のところでようやく本腰を入れて勉強を始めました。

・学科の勉強
・論述の勉強
・ロープレ練習
(書籍以外有料の対策はとっていませんが、具体的にやったことは別の記事で書けたらいいなと思います!)

何に躓いたのか

論述の問3と、ロープレ口頭試問の「キャリアコンサルタントから見た相談者の問題点」です。

ロープレ練習の際、以下のようなことをホルダーさんから情報共有いただきました。
・論述とロープレ口頭試問はほぼ対応しているから、論述が書けるようになるとロープレの口頭試問もできるようになる
・論述の書き方は養成講座で習ってないから、この参考書とこのサイトの過去問模範解答例を見たほうがよい
・キャリアコンサルタントから見た相談者の問題点は、自己理解不足/仕事理解不足/コミュニケーション不足/思い込み のいずれかにだいたい分けられる

ああ、これが試験対策か〜
と思いました。あとは練習するのみ。
論述もそんなふうに書けるようになって着実に「試験勉強できている感」がありました。

なぜ躓いたのか。完全なしくじり話。

ロープレの際、久しぶりにお会いした養成講座の講師からフィードバックをいただき、ショックを受けたから。

ロープレ練習では色んなホルダーさんに会い、口頭試問の型も勉強したんだね!あとは練習あるのみだよ!と言われ、良い気になってました。
なんか試験対策ができてきている気がする、と。

ちなみにここからは、相談者の問題点を「〇〇不足」でまとめるといった解答方法をやめた、という話が続きますが、それが悪い・間違っているとは思ってません。
ホルダーさんも私を合格させたいお気持ちでアドバイスいただいているので感謝しています。
ただただなんか自分にはこの書き方ができないかもと感じ、方向転換しただけです。

続きます!

ある日、受講生仲間が相談者役としてご自身のお悩みを題材にお話ししてくださり、キャリアコンサルタント役としてロープレを実施しました。

「悩みを誰にも話してないって言ってたので、コミュニケーション不足と思われる」
「何がしたいのか優先順位がつけられていないので、自己理解不足とも思われる」
別の受講者からも「問題点まで見立てられていて凄いなと思いました」と言われ、ばっちりだ。と思いました。
(今思い出すだけでほんとに恥ずかしい)

そこでいただいたフィードバックはこうでした。
「うーん。本当に問題点は自己理解不足で片付けられるんでしょうか。お話聞いていると、私はそうじゃないんじゃないかなと思います」

先生のデモンストレーションを見ていると、自分がキャリアコンサルタント役をしている時と全く違う相談者のお話・相談者のお気持ちがうかがえました。
ご自身の親をどんなふうに見ているのか。その出来事が起こった時辛かった、辛かったとはどのような辛いお気持ちだったのか。

たった2分のデモの後、講師の方はこうおっしゃいました。
「実際の話だったんですか…
少ししかまだ聞いていませんが、それでも〇〇さんのとても大事なお話を聞かせていただいた気がします」

私、たぶんだけど姿勢から間違っている。
そう思いました。

目の前の相談者の方がどんな気持ちで自分のかかえている悩みを話してくれたのか、想像していなかった。
相談者役の受講生仲間は実際の話って言ってたけど、私に「コミュニケーション不足」「自己理解不足」と言われてどんな気持ちだっただろう…自分だったら、下手くそな15分ロープレの中で君に何がわかんねん、知りもしないのに勝手に決めつけるな、って思っちゃうな。本当に申し訳ない…

「養成講座中のロープレではその相談者がどういう自己概念をお持ちか、何が揺らぎのもとになっているのか知ろうという姿勢が見えていたのに、どうしたのか。正解はないしJCDAの基準もわからないけど、今まで学んだ『自己概念』を基軸に口頭試問に臨んでいいんじゃないかな」
ともフィードバックいただき、そうすることにしました。

(とか切り替え早そうに言いますが、
年始めちゃくちゃもやもやしましたし、同時に共感とは何かの壁にもぶちあたりキャリコン試験勉強つらい…と新幹線の中で思い出し泣きもしました。笑)

方向性転換、模索する

〇〇不足と書けなくなってしまったのは、
・相談者を尊重できる自分になりたい
・ある日のロープレを機に、〇〇不足とまとめる自分のことを「相談者を決めつけるキャリコン」と見るようになってしまった
・そこを試験対策と割り切れない自分がいる
と内省しました。

ただ回答の仕方がわからない。

私は一度も有料の論述対策講座・ロープレ対策講座に参加していませんが、
こういった悩みを周囲に話すことで、人づてに自己概念を基軸にした論述解答例を数名の方にいただきました。
同じ悩みを持つ受験生と、論述の見せ合いっこも何度もしました。
あとは立野会長著『キャリアカウンセラーのためのスーパービジョン』を読みこむことも。

あらためて自己概念が何なのか、揺らぎが何なのか自分なりに考えることで、
徐々に自分で納得できる形で論述も書けるようになりましたし、ロープレの口頭試問もそれに準じた形で伝えられるようにはなりました。

合格発表。論述点数は…

結果、論述の点数は50点満点中49点。
あの時ショックを受けたロープレの経験がなければ、この論述の得点はなく、実技試験も危うかったと思います。

解答については別記事にて公開しています。
※自己概念や揺らぎのもとに触れた解答例は本当に見つけづらかった…!そういう意味で誰かの役に立てれば幸いです。

再掲ですが、〇〇不足のような解答手法が悪い・間違ってるとは思ってません。(簡潔だと思いますし、見立てながら聴くことは実際のカウンセリングの場で必要なんだろうなと思います)
合格させたいお気持ちでアドバイスいただいたホルダーさんにも感謝しています!
ただただ、私自身は試験だと割り切ることができなかっただけです。(頑固だから)
同じように悩む・もやもやしている受験生の方に、〇〇不足に捉われなくていいんだと思える安心材料になれば嬉しいです。

「今後いろんなホルダーさんと出会うと思うが、そのアドバイスを受け止めるのか受け止めないのかは自己責任」

この言葉は自分の考えと異なるホルダーさんのアドバイスは受け止めなくて良いという意味合いでは決してなく、
自分が理解し納得できていなければただの一時的な試験対策でしかなく学びでも何でもないので、出会う出来事・人から深く学べるかどうかは結局自分次第であり自己責任。

そういう意味で捉えています。

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