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「BE@RBRICK」~IPコラボプラットフォームというIP~

7月22日〜27日に表参道ヒルズで、「メディコム・トイ」毎年恒例の展示イベント「MEDICOM TOY EXHIBITION ’23」が開かれました。
メディコム・トイさんの今年リリースした新作は勿論、過去の作品群に、これから発表する監修中の作品までが一堂に展示されるこのイベント、毎年多くの方が訪れます。
私はオープン前日のレセプションにご招待いただきき行ってきましたが、夏祭りをコンセプトにした会場は大賑わい!
会場に射的コーナーがあり、そこでは当たれば豪華賞品が!
でしたが、びっくりするくらい、私、ヘタクソで。。。
案の定、残念な結果に。

メディコム・トイさんとの出会いは日テレ時代の深夜番組

メディコム・トイさんと私の繋がりを簡単に説明しますと、出会いは日テレ時代にやっていた「バリオク!」という深夜番組の中での「キャラクターデザインのオークション」企画へ、メディコムの代表の赤司さんにご出演頂いたこと。
あれ、私が36歳くらいの時ですから、お付き合いはあれこれ20年近くなります。
それからありがたいことに色々とご一緒させていただいています。
一緒に「Cool Japan」のECサイトを作ったり、テレ東さんの「勇者ヨシヒコ」の「BE@RBRICK」を作ったり、タツノコプロさんの協力を得て、キャラクターの“ネコ化”シリーズの第一弾として「ガッチャにゃん」を作ったり、などなど。
今も中国のエンタメ企業とのコラボで「BE@RBRICK」を作っています(今月リリース予定)。
 
余談ですが、上記のキャラクターデザインオーディションは、メディコムさんをはじめ、タカラトミーさんやビームスTさんなどがバイヤーとして参加して、様々なクリエイターが自作キャラクターをプレゼンする、というものだったのですが、私と一緒に20代の頃生ダラをやっていた先輩である日テレの三觜さんも出演。
「ゴミ王子ホッコリー」というキャラクターが見事ビームスTさんお買い上げ!となり、実際にTシャツになって販売されました。

独自のアートマインドで世界中のIP&クリエイターとコラボ

メディコム・トイさんのHPをご覧いただくとわかりますが、そこには世界中の名だたるIPとのコラボ作品がずらりと並んでいます。
その中でもメディコムさんならではの作品シリーズと言えば「BE@RBRICK」。
こちら、世界中にファン・コレクターがいます。
またコラボしたIPも、「STARWARS」や「MARVEL」などの超メジャーから新進気鋭のクリエイターとのコラボまで。
メディコム・トイさんのアートマインドの視点によって選ばれた(コラボOKとなった)ものが幅広く揃えられています。

IPがコラボしたがるプラットフォームIP

通常IPライツの商品化というと、そのIPを活用して何かしらの既存ボディのフォーマット(TシャツとかSD形フィギュアとか)に落とし込んでいくというスタイルになりますが、「BE@RBRICK」の場合は、「BE@RBRICK」というボディ自体がひとつのIPとなっているというのが他には無いスタイルなのです。
いわば、「BE@RBRICK」は世界中のIPやクリエイターが新たな作品を生み出すプラットフォームであり、そのプラットフォーム自体がIPでもある、というわけです。
 
このようなプラットフォームを創り上げるのは並大抵のことでは成し遂げられませんし、一つの奇跡と言っても過言では無いほどのスペシャルなことなのは明らかですが、IPライツの運用の一つのスタイルとしてとても勉強になるな、と純粋に思います。

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