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ブレイクダンスに新たなエンタメのカタチを見た!

12月3日、世界最高峰のブレイクダンスコンテスト「Battle of the Year」(通称・BOTY)が沖縄アリーナで行われました
「BOTY」は、1990年ドイツで始まった歴史あるブレイクダンスのグローバルコンテスト。
毎年、世界中の国で予選会が開催され、その代表が集まる世界大会が開催されているのですが、今回はなんとアジア初開催!
ご縁あってそのプロデュースの片棒を担がせて頂き、沖縄に行って来ました。

世界最高の「ダンス甲子園」が目の前に!

大会は、本戦であるチームによるパフォーマンスバトル「ショーケース」と「サイドコンテンツ」と呼ばれる「1on1」「2on2」などのバトルによって構成されているのですが、とにかく純粋にパフォーマンスが素晴らしい、というか面白い!
ダンスと言えば、我々の世代として思い出すのは、「元気が出るテレビ」の「ダンス甲子園」なのですが、あれに通じる面白さがありました。
ダンサーさん達が、単なるダンスの技術を競い合うのではなく“パフォーマンスとして面白いコンテンツを創ろう!“としているな、という点で。
それもあって、会場は素晴らしいパフォーマンスに大盛り上がりでした!

観客席には目を輝かせた少年少女達が!

アジア初開催、しかも場所は沖縄。
正直イベント集客という視点から見ると、条件は良くありません(ちなみに当日は大雨)。
しかし、会場には2,000人ほどの観客が集まりました。
会場を見て気付いたのは、小学生中学生の姿がすごく多いな!ということ。
それが皆、目をキラキラさせながら世界最高レベルのブレイクダンスパフォーマンスを食い入るように見つめています。
ご存知の通り、ダンスが教科目の一つとなり、またブレイクダンスがパリ五輪の正式種目となり、我々の時とはダンスを取り巻く環境は全く変わっています。
それは大きな要因ではあると思いますが、一方で、我々の「ダンス」というものの捉え方がずっと古いままだったのだな、と今回、目の前で最高のパフォーマンスとそれを観るお客さんのモードを見て感じました。

“夢の見させ方“を変える

こういう体験をすると、やはりエンタメ界の一員として企画・プロデュース魂⁈が刺激を受けます。
キラキラした目でステージを見つめる子ども達を見て、ふと思ったのです。
「夢の見させ方を創造する/変える」ことが大切だな、と。
従来の「夢の“見させ方“」でいくと、この子供達に対して、「こんな素敵なステージにいつか立てるように頑張れ!」という夢の“見させ方“になるかと思うのですが、夢の“見させ方“ってそれだけか⁈と思うのです。
プロになって初めて体験出来るスペシャルなステージ、というものもありますし、それはそれでとても大切だと思います。
しかし、夢の見させ方のカタチってそれだけか⁈と。
夢の見させ方、言い換えると「夢のような“体験“」
それって今この時、子供の時に体験させてもいいんじゃないか⁈と思ったのです。
これまでも言ってきましたが、これからのエンタメのキーワードは「場作り」
“新たな体験の機会創り“こそがエンタメ創りの重要なコンセプトになります。
それを改めて今回のBOTYの会場で確信しました。

さてさて、どんなカタチを創ろうかな。
わくわくが止まりません。笑

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