シェア争いってもう古いんじゃない⁈
SDGs活動の「Chu’s 」、50代の為のわくわくタイム創造の「Golden Time Age CLUB」、デジタルワールドでのファッションカルチャー提言の「e-fashion」。
どれも実は始めたのは3年くらい前。
この1年でグッと動きが生まれて、世に出すことになりました。
新しい視点のものが世に出ると、新しい出会いやご縁が生まれるもので。
ここ最近、急に新たなジャンルの方々と会うことが増えました。
その中には若い人も結構いて、事業内容を聞くと、企業のDXサポートをメインにしている会社の方が多いのです。
正に最先端ですね。
そして、そんな若い人たちと話していて感じるのは、
“確実に新しいビジネススタンスを持った層が出て来たな“
ということです。
2000年代になってビジネスは“プラットフォーム”の時代になりました。
そこにおけるテーマは「シェア」。
「シェアをどれだけ獲得するか?」が、とても大きな指針となるビジネススタイルが拡大して来ました。
そこを生き抜いたのがGAFAであり、そのスタイル/スタンスで成長を目指す企業やビジネスマンが主流となりました。
ただ、私、正直言ってこの「シェアを獲る」「シェア争いをする」というスタンスや感覚がどうにも自分には合わなくて。
勿論、「ビジネスで勝ちたい、売上を上げたい」という気持ちは分かりますし、自分にもあります。
でも、それが「他社や他者から奪うとか負けない」とかというスタンスじゃなくてもいいんじゃない?って思ってしまうのです、心の根底では。
視聴率という、正に数字(視聴者)の奪い合いをする会社にいた身で言うな、と思われてしまうかと思うのですが、正直なところそうなのです。笑
他は関係無く、自分としてお客さんにとって、絶対的に良いモノ求められるモノを創り、それをしっかりと知って貰うってことで良いと思うのです。
それに「シェア」って言葉は分け与える、共有するっていう意味があるし。
そもそも、「世の人=自社ビジネスのマーケット」として捉えて、「ライバル社と獲得争いをする」っていうスタンスが、上から目線というか社会性が無いんじゃないのかなー?って思ったりもしまして。
そんなことを思っていたので、イマイチ、この2000年代初頭のビジネスのメインストリームの空気には馴染めずにいたのですが(今が2022年ですから、結構長く馴染めていませんでしたね。考えてみると笑)、あれ?ちょっと馴染むかも⁈っていう感じを若い人たちから感じているのです、勝手ながら。
その馴染むポイントというのは、前述のとおり
「他社とか関係なく、まずは“いいもの“を作ろう」
というスタンス。
そして、
「“いいもの“のポイントは、“世の中の為になるもの“」
なんですね。
「こういう人/世の中を、こう幸せにしたい」ということを皆さん明確に持っているのです。
以前、
「マーケティングの時代は終わった」
「人=マーケットというスタンスがもう古い」
ということを書きましたが、それと共通する空気を感じちゃう。
同じ「シェア」でも、人/マーケットを企業や事業する側がシェアするのではなく、企業や事業者が作り出したものを人々がシェアして幸せになる。
そういう時代になっていく、いや、既になっているのではないかと思います。
こんなスタンスの若い人が出ていることに、おじさんとしてはとても嬉しいし刺激を受けます。
若い人に学ぶ、これからの楽しみですね。
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