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スターとヒットと青春マインド〜八代亜紀さんの生配信〜

八代亜紀さんがお亡くなりになられて1ヶ月が経とうとしています。
残念ながら、お仕事をさせていただく機会がありませんでしたので、私の中ではブラウン管の中の大スターのままです。
個人的に思い出すのは、1980年のレコード大賞です。
前年、「舟唄」が大ヒットするも、1979年のレコード大賞はジュディ・オング「魅せられて」に。
余談ですが、「魅せられて」は、子供心に、とにかくエロスがムンムンでしたね。
今思うに、多分それは、この歌が使われたCMが下着メーカーワコールのCMで、その映像はチッチョリーナ出演の映画「エーゲ海に捧ぐ」のものだったから、という至極単純な理由だったからなのですが。
エーゲ海という場所もなんかエロい海という、イメージに。
田舎の思春期少年の妄想は広がるばかりだったわけです笑
 
話は戻って、1980年―――。
八代亜紀さんは「雨の慕情」で、見事、日本レコード大賞を受賞されるわけですが、またまた個人的にこの曲には思い入れ?があるのです。
もちろん、楽曲の素晴らしさは基本ですが、当時、私、ジュリーの大ファンで。
ジュリーに獲って欲しかったのですよ、レコード大賞。
この時のジュリーの楽曲は「酒場でDABADA」。
1980年の元旦に「TOKIO」をリリースして、相変わらず攻めていましたからね、ジュリー。
そんなジュリーファンにとって大敵だったわけです、八代亜紀「雨の慕情」。
ちなみに、Wikipedia情報によると、この年は「雨の慕情」と五木ひろし「ふたりの夜明け」の一騎打ち状態だったようですね、審査員投票は。
なので、私から目の敵?にされたのは、八代亜紀さんにとってはいい迷惑でしたね、まあ実際はなんの迷惑もかけることの出来る立場ではなかったですが。笑

高齢者施設向けの生配信を毎月

前フリが非常に長くなってしまいましたが、そんな八代亜紀さん、新聞で読んだのですが、2022年5月から全国の高齢者施設向けに、ほぼ毎月YouTubeで番組を生配信されていたのだそうです。
Zoomも併用して施設と繋がり、視聴者の方からの質問コーナーなどインタラクティブな内容。
「亜紀ちゃん大好き」と書かれたうちわで応援する人もいらしたり、「雨の慕情」を歌う時は視聴者の皆さんも一緒に「雨々ふれふれ もっとふれ」のフレーズでお馴染みの手のふりをしたり、と視聴している高齢者の方にとって、とてもわくわくする時間だったと思います。
番組は人気を呼び、視聴者が増加。
2023年6月28日の配信では全国で2,896施設、10万人以上の方が楽しまれたとのことです。
 

スターとヒットソングは元気のトリガー

先日ある方に聞いたのですが、人間、自分が得意なことや楽しい思い出を語る時、脳内にとても良い分泌物が出るそうです(ざっくり記憶ですみませんが笑)。
そのトリガーとして、やはり「スター」「ヒットソング」は鉄板だな、と思うのです。
進む高齢化社会において、一人でも多くの方が元気に過ごすサポートとして、「スター」と「ヒットソング」の活用はとても有効なのは間違いありません。
そして、これがサステナブルであるために、ビジネスとしての仕組みをキッチリと作ることが不可欠。
ソーシャルビジネスとしてのエンタメ―――
その仕組みの開発と構築に引き続き頑張っていきたいと、八代亜紀さんの記事を読んで強く思うのでした。

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