見出し画像

伊勢海老推しの「アラゴスタ・ヴェルメンティーノ」

少し前に書いたキンモクセイの記事が、ここ数日でじわじわと「スキ」を増やしています。読んでいただいてありがとうございます。花を浸したワインですが甘い香りがふわ~っと広がり、後味にほんのりと心地よい苦みが楽しめる良い出来になりました。食前酒として楽しんでいます。

さてこちらのワインですが何度もリピートしています。ラベルに海老の絵がどーんと描かれています。「Aragosta」とは伊勢海老のこと。こちらイタリアはサルディーニャ島のワインです。ブドウ品種はヴェルメンティーノ。どちらかというとローカルな品種になります。ワインを勉強する中で知っていった品種ですが、色々な国や品種を試してみる中でこのワインに出会いました。

なにしろこの海老の絵がインパクトありますよね。これは海老に合うワイン!海老に合わせよ!と主張しています。もう本当にわかりやすい。確かに、このワインが生まれたサルディーニャ島は海産物が豊かなところ。なんといってもボッタルガ(からすみ)で有名です。他にもアンチョビやマグロ、海老などが豊富に獲れます。

スペインのリアス=バイシャスもそうですが、海に近いところで栽培されるブドウは塩っぽいミネラル感をもつことが多いです。それが魚介類によく合うんですよね。このワイン、レモンやグレープフルーツ、リンゴのような香りがありすっきりとした辛口。とても軽い口当たりですが、後味にコクも感じられます。海老やタコのマリネやアヒージョなどと一緒に味わいたい1本です。前にこちらを飲んだのは確か去年の冬だったかと思います。海老ではなく白子ポン酢と合わせてしまいましたが、なかなか相性が良かったです。

こちらは1,200~1,400円台で出回っていることが多く、お手頃価格といえるでしょう。しっかり冷やして若いうちに楽しむのがおすすめです。今度はちゃんと海老に合わせたいなと思います。冬場の生牡蠣や、魚介類の鍋物にも合いそうです。

読んでいただきありがとうございます。いただいたサポートは記事を書くための燃料とさせていただきます。