南アのシュナンブランを夏野菜で楽しむ
ステイホームの家飲み目的で購入した南アフリカのシュナンブラン。数年前にワインバーで飲んだ樽熟シュナンブランが美味しかったのを思い出してカートイン。シュナンブラン自体あまり飲む機会が多くなかったので勉強も兼ねて。
「クライン・ザルゼ・ヴィンヤード・セレクション シュナン・ブラン2017」
もう結論から。こちら、めっちゃくちゃに美味しかったです!
香りは洋ナシやアプリコット、ハチミツ、アカシア、そしてナッツを思わせるしっかりとした、クリーミーな樽の香り。口に含むとすごく豊潤かつまろやか。膨らみがあってそれでいて酸もしっかりしているから飲み飽きません。そして余韻にほんのりと、いい意味で苦みを感じました。それがまたいい。
産地は南アフリカのステレンボッシュ。ワイナリーの歴史は1695年に遡るとか。シュナン・ブランの他にも南ア品種のピノタージュをはじめ、シャルドネ、カベルネ、グルナッシュと色々造ってます。どれも評価が高くしかもお値段は2,000円台前半ほど(ヴィンヤーズ・セレクションで)なのでかなりコスパが良いと思います。
樽香が強い割には料理にも合わせやすかったです。
汗だくになりながら夏野菜の天ぷらを揚げました。ナスと甘長とうがらし、そして大葉。甘長とうがらしは煮びたしにも。そして銀鮭のスモークサーモン。天ぷらは揚げたてのうちにいただきます。大葉の天ぷらはザクッと小気味よい歯ごたえ。野菜もカラッと揚がって中はジューシー。天つゆか塩か迷って、塩だけでいただきました。このワインに合わせるなら正解かも。
ちなみにこちらのワイン、温度管理のされた樽で発酵を行っているとのことで、樽由来の風味が好きな私が気に入らない筈はありません。料理との相性も思いのほか良くて、競うようにあっという間に1本空けてしまいました。白ワインを飲む機会というとまずシャルドネ、そしてリースリング、新鮮な魚介類を食べたい時はスッキリしたタイプのアルバリーニョやトレッヴィアーノ、ミュスカデあたりを選びがちで、シュナンブランをあえて選ぶということをしてこなかったのですが、これで一気に好きな品種上位に食い込んできそうです。
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