羨ましいと思ってしまったと思う

Yahoo!の特集記事からお借りしました。
特集記事は他のニュース記事と違って消えにくいようです。

1つ目の事例は、リモートでロボットを操作してカフェをやるというお話です。
記事本文引用。

昨年11月、ロボットがサーブする「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」が、東京都港区のオフィスビルに期間限定でオープンした。

テレワークで自宅等のパソコンからロボットを操縦して、店員さんをやるわけですから、 実際に出社しなくても、店員さんをできるわけです。車いすや足が不自由だといったことを気にする必要もありません。

ただ、このお店には問題もあります。
ずばりお金です。

「あの時間の使い方って、もはやカフェじゃなくてスナックじゃないかと(笑)。『コーヒー1杯で1000円は高い』と言ったお客さんは一人もいないです。

本文を引用しましたが、実際、コーヒーが1000円では物好きな方しか利用しないと思います。今回は期間限定のカフェということで、コラボカフェに近い需要はあると思いますが、今後、恒久的に営業していくに向けての課題はあるはずです。
結局、期間限定カフェとなってしまうと、雇用期間も開催期間中のみです。雇用の継続という観点からも恒久的な営業を目指してほしいと願っています。

2つ目の事例は、思い切って会社を立ち上げたお話です。

「寝たきり社長」と称して、ウェブサイトや印刷物のデザイン・制作を請け負う会社「仙拓」を経営している

この事例の社長に、可能であれば、私はヒアリングに行きたいくらいです!!
最初は大変だったと思いますが、現在は軌道に乗り、そこそこの利益を出せているそうです。

また、この会社がすごい!と私が思ったところは、障がい者の方を法定雇用率を気にせずに、本人が望む分だけの勤務で雇用しているという点です。
「あえて表現をするならば、『障害者雇用率が0%』です」
それでも、障がい者を雇用するこの会社は、自宅にいながらにして障害者雇用率を気にしない短時間から働ける。そして、利益もある。本当に素晴らしいというか、私の理想に近いと思います。

今の障害者雇用にはまだまだ問題があります。度々ですが、本文を引用します。(本文と順番が前後しています)

週20時間以上働かなければ、法定雇用率に算入されない。それだと企業のインセンティブにつながらない。
(中略)
利用中の経済活動は基本的に認められていない。厚生労働省は「就労の支援は恩恵を受ける企業の役割」としており、在宅就労もそれに準じると考えられるためだ。

この内容を私の言葉で説明しますと、障害者雇用と認められるには、原則、週20時間以上の雇用(勤務時間)が必要です。20時間未満だと、障害者雇用として算定できません。
中略後の内容は、障がい者の福祉サービスは経済活動、つまり、『お金を稼ぐ活動』の最中や、そのためには使えません。具体的には、就業中の介護や、会社への通勤目的でヘルパーさんを呼ぶことはできません。

国や市区町村で決められた決まりが、障害者雇用の促進を妨げているようにも思います。
今回の記事引用で紹介をした事例は、まだまだ希少な例です。
これらの事例を参考にした雇用スタイルが多くなるように、そして、この記事を取り上げた根源として、「自分に合った仕事に就けて羨ましいなぁ〜」と、私が心の奥で思っているんだろう……と考えた私でした。

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