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こもれびの「田野摩崖仏」。
宇目「敷倉」の田園風景。
夏の魔法がかかる田舎の景色。
このエリアに「摩崖仏」を見つけました。
摩崖仏は「岩壁を削って掘られた石仏」のこと。
国宝の臼杵石仏が有名ですね。
ちなみに、「全国の摩崖仏の7割は大分県」にあり、その多くは国東半島にあるとのこと。
田野摩崖仏には、「南無大使遍照金剛」と巨大な字が掘られています。
一文字は、「52cm × 52cm」という特大サイズ。
その大きさには、何らかの意思を感じます・・。
「遠くまで遠くまで届け!」そんなふうに。
そして、「阿弥陀如来」も。
その大きさは、約80cm。
如来像の右手は、恐れを取り除くという。
しかし、なぜここに摩崖仏があるのでしょうか。
*
それはこの場所に関係があるとのことでした。
豊後(大分)から日向(宮崎)をめざす道中、
ここは九州でも大難所の登り口にあったといいます。
そこで、旅人の安全を祈願するため、
当時の大庄屋が村人と共につくったのです。
なるほど、優しさがかたちに今も残っている。
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