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切畑八坂神社の「疫神斎」(1)~綱切神楽~
佐伯市弥生の切畑「八坂神社」。
神域「疫神塚」。
昔むかし、佐伯に「疱瘡(ほうそう)」という病が流行した。
ひとの力では、どうすることもできないこの病を神威によって鎮めるため、
この「疫神塚」を作ったという。
「疫神塚」は毎年、2月3日の節分の日に作られます。
▼その様子は、こちら。
その疫神塚づくりから、一か月後。
1782年から一度も途切れることなく続くこの「疫神斎」は、
第238回目が、2019年3月10日(日)に行われました。凄い!
(2月:疫神塚づくり → 3月:疫神斎)
「神事」に始まり、「佐伯神楽」が奉納されていきます。
子どもたちの成長を願い、あるいは無病息災を願い、
地域の輪が育まれてきた行事なんだなぁと、感慨深くある時間。
この瞬間も歴史のひとコマになっていくのでしょうね。
佐伯神楽の「綱切神楽」。
この神楽は「八岐大蛇を退治する様子」を表現しています。
天井から下がる"さらし"を、大蛇に見立てております。
そして、その八岐大蛇を退治したのは「スサノオノミコト」。
*
じつは、この疫神斎における神、
ここでの疫病を封じ込めるために頼った神は、
また「スサノオノミコト」とのこと。
*
ここで綱切神楽を舞うのには、意味がありそうです。
綱切神楽に続いて、「疫神祓い」に。
つづく・・・
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