大坂本「風流・杖踊り」。
夏の空。この日は暑かった。
佐伯市弥生「大坂本」では、
毎年、真夏に伝統行事「風流・杖踊」が行われています。
この杖踊は「大分県の無形民俗文化財」にも指定される代表的な伝統文化。
私が「風流・杖踊」を見させていただくのは、今回で3度目。
2016年には、愛宕神社の境内で見させていただきました。
夏の木漏れ日が射す境内の幻想的な雰囲気が印象に残っています。
その愛宕神社は、小高い山の上にある神社。
まっすぐで長い長い石段を登った先にあります。
しかし、これがご年配の方には堪えます。
・・・ということで。
2017年からは愛宕神社の足元の「明治小学校」のグラウンドに、
場所を移して行われております。
この「風流・杖踊」、この祭りの中では五番まで行われます。
しかし、お尋ねしてみますと、本来は十五番まであるそうです。
かつては、4時間以上かけて行われていたのではとのこと。
じつに興味深いです・・・。
ところで、「風流・杖踊」は・・・
「最初と最後には、獅子舞。そして、杖踊りの大人を基点として、
こどもたちが風流踊りで、扇子を仰ぎながら大人の周りをぐるぐる回る。」
というのが、この風流・杖踊のざっくりとした説明です。
(きっと伝わっていないですよね。笑)
個人的な見どころは・・・、
小さな小さなこどもさんが、とにかくかわいいところ。
まだ何のことかよくわからず参加していて、
列からはみ出したり、
前が止まったのに気付かず、ぶつかったりしています。笑
それを年上のお兄さん・お姉さんが優しくフォローします。
そのお兄さん・お姉さんも数年前は、同じように小さかった訳で・・・、
これが世代を越えて繰り返されてきたと思うと、すごく愛しい営みです。
*
そして、大人になると、太鼓、お囃子、笛などに役目が移行されます。
*
「こどもたちがグルグル回ること」と、
「400年の歴史の中で、役目を変えながら継承されていること」。
ここが、深い・・・。
輪廻って、こういうことかなと、
ひとり考えながら見させていただきました。(ちょっと考えすぎ?笑)
風流・杖踊り(2018)
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