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「スロット」という概念

本記事では、バレーボール用語としての「スロット」という概念について考えていきたいと思っています。


スロット

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上記の図をご覧ください。スロットとは日本語にすると「細長い穴」と訳されます。上記の図を見てもらうとアタックラインとセンターラインの間の空間が均等に9つに分けられていることが分かってもらえるかと思います。そして、その均等に分けられた長細い長方形が「長細い穴」に見えると思います。

9つの「長細い穴」にネーミングをするため、それぞれのスロットに数字とアルファベットを当てはめます。ネーミングする方法は様々考えることができますが、ここでは「Volley pedia Ver1.2(日本文化出版)」で紹介されている方法に従って説明しています。

セッター位置をスロット0として、そこを起点にレフト側には1m刻みにスロット1~5を割り振ります。そして、ライト側には同じく1m刻みにスロットA~Cを割り振ります(コート幅は9mであるため、一つのスロット幅は1mとなる)

スロットという概念の認知度が日本で低い理由

「スロット」という概念ですが、世界のバレーボールといった視点から見るとそれほど新しい概念でなく、一般的に使われているバレー用語と言えるかと思います。

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