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娘の親友

こんばんは。


今日は娘の親友のお話。


娘にはKちゃんという親友がいます。


Kちゃんとの出会いは、3歳の頃。
ヤマハの音楽教室でした。


その年代の音楽教室は、親と一緒にグループレッスンを受けるというもので、娘と一緒に簡単なダンスをしたり、娘と2人エレクトーンの前に座り、弾くというよりは音を鳴らす経験をする。
そのようなものでした。


生き地獄でした。

そもそも人見知りで、新しい場所に馴染むのに時間がかかる私。
コミュニケーション能力の低さがそのような場所では更に際立ちます。


今の様にマスクという、人見知りには最高のお助けアイテムはありません。
必死に笑顔は作っているつもりでしたが、おそらくその当時、その場にいた他のお母さん達からは
「能面」
そのようなあだ名を付けられていたと、勝手に思い込んでいます。


そんな能面な私にKちゃんのお母さんは気さくに声をかけてくれました。
神降臨の瞬間でした。


そこから15年ほどの付き合いになるKちゃんとKちゃんのお母さん。

ヤマハの音楽教室に2年ほど通い、その後、私の娘はヤマハを辞め、ピアノの個人レッスンの教室にかわりました。


Kちゃんとは幼稚園が違ったので、数年付き合いはなくなりましたが、小学校でまた再会した娘とKちゃん。


でも、小学校時代の娘とKちゃんは同じクラスになってもグループが違うようで、常に行動を共にするという関係ではなかったようです。

そんな関係なのに、ある日Kちゃんが娘に
「中学受験、一緒にせえへん?」
そう声をかけたそうです。


それをきっかけに、中学受験を考えるようになった娘。小学校内では一切行動を共にしていなかった2人ですが、5年生からは一緒に塾に通い、共に合格し、今も姉妹のような友人関係を続けています。


娘が今の進路を決めたとき、一番先にそのことを報告した相手はもちろんKちゃん。
ある日学校から帰ってきて突然泣きだした娘。
理由を聞くと
「Kちゃんに留学のこと言ったらKちゃんが泣きだして、それ見てたら私も泣いてしまった」との事。


後日Kちゃんのお母さんから
「応援してあげたいのに、そんな遠くに行ってしまうと思ったら寂しくて泣いてしまった」
そうKちゃんが言っていたことを聞きました。


親友が離れた場所に行ってしまう。
その経験を私もしましたので、Kちゃんの気持ちはよくわかります。


今となっては娘も同然のKちゃん。
大学受験し、看護師を目指すそうです。
何に対しても頑張り屋さんな彼女なので、きっと目標に向かって突き進んで行くのだろうと思います。


ずっとKちゃんを応援しようと思います。


そんな2人。
互いにひとりっ子です。

非モテな2人で
「もうこのままお互い結婚せえへんかったら、老後2人で暮らそな」
そんな約束をしているそうです。

高校3年2人が老後を語っている。
世知辛い世の中ですね。

ふと思いました。
ひとりっ子同士の2人。
親の財産を分配する必要がありません。
それを持ち寄って老後を共にする…

どう考えてもKちゃん宅の方が、相続する財産が多いであろうと推測する私。

Kちゃん。
一緒に暮らしても、メリットないかもしれんで?

何年も先のことを杞憂する私です。


今日もお読み頂きありがとうございました。

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