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NY5番街のトットちゃんに憧れて~彼女の願いを叶えたら私たち夫婦の人生で一番の思い出になった~

家族にとって人生最高の思い出になりました。


こんにちは。
彩夏です。


以前。
こんな記事を書いたことがある。


私の娘は現在19歳。
来年の2月に20歳になる。


民法改正により、2022年4月から成年年齢が18歳となり娘はすでに成人。


成人式はいまだ20歳になる年度に行われるため来年の1月。LAに留学中のため出席はしないつもりと言っている。


本人の要望や、私やめがねさんの希望もあって、本当なら留学に出発する前に振袖姿の写真だけは撮りたいねと言っていたのだけれど、時間にゆとりがなく撮影できないままだった。



2017年、黒柳徹子さんがInstagramに投稿した写真がある。


黒柳徹子さんがInstagramを開始した頃からフォローしていた私。テレビで観るのとは違うキュートな徹子さんに惚れてしまった。


そしてこの写真に心を奪われた。
何十年も時を経た写真であるはずなのに、なんて素敵なんだろう。


あまりに徹子さんが美しくて、カッコよくて。
娘と2人で見入ってしまった。


その日から彼女の脳裏に焼きついたこの1枚。
まだ留学なんて少しも考えていなかったあの頃。
「いつか私も同じ場所で写真を撮りたい」
そんなことをずっと口にしていた。


この夏。娘の友人Hちゃんがカレッジを卒業し、日本に帰国する。Hちゃんと2人で卒業旅行にニューヨークに行くことになったのだが、Hちゃんが記念になるからと娘の写真撮影の同行を申し出てくれた。


着物のレンタル、着付け、撮影は、娘が見つけたこちらで予約。
オーナーさんが日本の方のようで、手配はすべて娘がしたけれど、娘を介しての私からの質問にも丁寧に対応してくれて、とても印象が良かった。


こちらでレンタルしている振袖の中からまず娘が気に入ったものを数点選び、その写真を私に送ってくれ、その中で娘に一番似合うだろうと思った振袖に決めた。


私は現地にいるわけではないし、娘にも1年会っていない。
私の彼女に対する印象は時が止まっているから、私の選んだ色や柄が今の彼女に似合うとは限らないけれど。なんだか自分がずっと望んでいたことを叶えさせてもらった気がして嬉しかった。


彼女を出産した19年前から今日まで。
いつかこの子のために成人式の振袖を選ぶ日がくるのかな..…
そんなことをぼんやり考えていた。


どんな色や柄が似合う女性になるんだろう。
時代は変わって、この子が成人する頃には誰も振袖なんて着ないかもしれないよね。
私の母もそんなことを考えたのかな。

なんて。


私は振袖を作ってもらったけど、母が従姉に譲ってしまったので私の手元にはもうない。
あの振袖気に入ってたんだけどな。
手元にあれば必ず娘に着せたのに。


今になると、振袖を贈ってくれた両親の気持ちがよくわかる。
あの頃は全然わからなかったけれど。


当時は自分自身の成人式に対して強い思い入れがなかった私が、我が子のことになると自然と思い入れが強くなる。
「子が成人する」ということは親にとって特別なんだろうな。だって親としてここまで歩んできた証だから。


そして、彼女も自分の人生に責任をもって生きていく。


両親が私にしてくれたように振袖を娘に作ってあげることは出来ないし、娘の側で一緒に振袖を選ぶことは出来なかったけれど。
彼女の「ニューヨークで振袖を」という願望は叶えてあげることができた。


「叶えてあげることができた」は烏滸おこがましいかな。
「叶えてもらった」が正しいのかもしれない。


NY5番街と娘。

モデルが違うので、そこはご了承を。
娘にピントを合わせて撮影されているので、徹子さんの写真のように風景が鮮明ではないけれど。


5番街の今と昔。
徹子さんも素敵だったけれど、私の娘も素敵じゃないか。とても似合ってる。絶対赤がいいって思ったんだよね。


さすがに自分の娘が海外で振袖を着る未来は想定していなかったけど。
この場所で写真を撮ることにこだわった娘の熱意のおかげで、私とめがねさんも素晴らしい経験をすることができた。


色んなカタチの「成人式」がある。
こうでなければならないという決まりなんてないし、今の私たち家族にはこのカタチがベストだったんだ。


私たち夫婦の人生において
最高の買い物だね。


めがねさんとそう話した。


だってさ。
彼女のあんなに嬉しそうな笑顔の写真をたくさん残せたんだから。


一生の宝物だよ。
ずっとずっとね。

どこでもやるよね~



それでは。
最後までお読み頂きありがとうございます。
ばいなら

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