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心は味方であるように見えて、 時に敵のように私を惑わす。 善も悪もそこに無く、ただ、 存在そのものとして在り続ける。 小さく縮こまったかと思えば、 大きく膨らみ私を押しつぶす。 軽くて空に浮かぶ時もあれば、 重たくて地に伏せる時もある。 味方であり、敵でもある、 その二面性が私を試す。 どん底へ引きずり込み、 優しさの仮面を剥がす時もある。 なぜ心は私のものなのに 私を傷つけるのか 揺れるたび、迷うたび、私は そっと心を外し、傍観する。 そして静かに待つ、心が落ち着き
そう、ゆっくり生きて ゆっくり生きて、たくさん頑張ったから、 もう充分頑張ったから、 今を感じてみてほしい。 ゆっくり息をして、 浅い呼吸が詰まっているなら、 そこから解放しよう。 酸素はたっぷりあるからね。 息をするように、自分のことをゆっくり愛して。 誰よりもあなたは素晴らしい存在だから。 あの時言われたあの言葉は、 ゆっくり痛くて、まるで針に刺されたように、 チクっと一瞬の痛みだったかもしれない。 けれど、少しずつ出る赤い液体は、 確実にあなたを守っている。 何
そこは真っ白で何もない空間 空気も色も花もない 私は無から生まれる ならばどうしようか 何を選び、何を作り 私を作っていけばいいのだろうか 私は安心が欲しい 今日の事も忘れてしまえるくらい 私は私のままでいいんだって そう、安心させてほしい だから私は、大きなテディベアを 無の空間に、ぽつんと置きたい。 彼はいつも優しくて話を聞いてくれて、 私を安心させてくれるから。 寝るときは抱き着いて寝たい。 次に、大きな木を一本。 そこにはたくさんの鳥や動物がやってきて、 美し
寝てる間に息も、人生も、世界も そして心も停止しますように そう願わずにはいられない 息を止めてみる この世のつながりからの解放を祈って。 体の重みを全身に感じる 私は、世界で一番遅い速度で 目を閉じる そうすれば、おのずと人生も 止まっていくだろう とても辛い時間を乗り越えた先には 何が待っているのかなんてわからないけど ゆっくり幕を閉じるだろう そのまま、世界も止まってしまえばいいのに そうすれば、私が存在する意味も 何もかもが無になって 刹那的永遠を手にすることが
こちらの「見えない彼女と見える僕」のリメイクです! 。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・. 僕は僕としてこの世界があって、 この世界に流れる風は、どこまでも冷たい。 幾千の星々は、そんな僕にでも微笑んでくれるけど 朝になれば結局、泡のように消えてなくなっていくんだ。 霧の中、見えない存在たちが僕の周りに潜んでいる。 かつての夢を抱いたまま、形を失い、 空を漂い彷徨っていて、願いを僕
ただ一日だけ、 また一日だけ、 少しずつを惜しんで生きてみてください。 寄りかかれる存在がないなら、 私がいます、あなたの傍に。 日常の喧騒の中で、 どうか忘れないで、 あなたを思う私がいることを。 無理に笑わず、そのままでいいんだから。 一緒に感じることが、 心の柔らかさを取り戻す鍵、 少しずつでいい、生きてみてください。 ただ一日だけ、 また一日だけ、 あなたの中にある 大事なものを一緒に守りたい あとがき 今日も、近しい人が鬱症状で仕事を辞めました。 私にでき
いつも夢の中で僕は走りたくて あの先に光って見える場所へ行きたくて でも足は重く、まるで泥の中 進みたくてもすすめない、足は地に縛られ 見えない鎖が僕を引き止める あの光の中で、無邪気に走り回る僕が 今の僕を嘲笑うように笑っていた あんなにも恐れを知らず、進んでいたのに 今はどうして、進めないのだろう? 現実は残酷に過ぎ去り 夢の僕さえ追い越していく 「焦るな」と自分に言い聞かせるけれど 時間は僕を待ってはくれない 耳鳴りのように響く声が、僕に問う 「進まないのか?お前
またそうやって僕はどうしようもないことに留まっては 過去の影に囚われ、前に進めないでいる あの頃の夢は色鮮やかで、今の僕には眩しすぎるよ 過去の栄光に引き戻されるたび、未来が遠くなる そんなの知ってるよ 周りのみんなはどんどん変わっていって あの頃のままなのは自分だけで 気持ちだけがあのまんまってだけで。 みっともないよな 口から出るのは思い出ばかり 何度も話した同じ思い出は 僕だけのもの 皆の中では忘れているもの ゲームにジャンプに パチンコ三昧 全然楽しくなんかな
※物語は全て無料で読めます😊 木が生い茂り、来るものを拒む森。 ここは一体どこなんだろう。 どうして僕はこんなところにいるんだろう。 僕は何度も自分に問いかける。 足元の落ち葉を踏むたびに、 過去の誰かの冷たい言葉が、頭の中こだまする。 『君はいつも間違っているんだ』 『誰も君を必要としてない』と。 それらの言葉が、僕を森に引き戻し、 何度も何度も僕を傷つける 「こんな森にいる理由なんて、もうとっくに忘れてしまった。どこに行きたかったのかすら、忘れてしまったよ」 果て
そっと目を閉じてイメージした私の未来はどうなっているんだろうって 眠気にも似た感覚で瞼を閉じ、イメージするは未来の私 アクアブルーの世界が広がる たくさんの人が浮かぶ でもそれはフィルターをかけたように アクアブルーに染まって映る 見え方が違う、心のせい? 過去の記憶が色を変えたの? どうしてこんな風に見えるんだろう? 世界の色がアクアブルーしかなくなったような 靄がかかったような 心が創り出す幻影 希望と恐れの狭間で揺れる 儚い未来の景色 その中で見たものは、私
蝉の止まない鳴き声とベタつく汗を拭い、 夏休みという刹那の時間を古びた図書館で過ごす。 うるさい親も、泣き虫な妹もいない、 どこまでも静寂に浸るこの時間を、魔法の時間以外になんていえばいいんだろう。 図書館の一番奥、専門書が並ぶ棚に人差し指を添えて、 一冊ずつタイトルを読んでいく。 難しい本の中に一冊、埃にまみれた本を見つけた。 光を纏ったようなその本にそっと手を伸ばし、表紙をめくれば、 それは僕を異世界へと導く魔法の本だった。 現実の孤独と無力感に沈んでいた僕、 その本
すごく悲しい時に、大丈夫、あなただけが辛いんじゃないからって 落ち込んでどうしようもない時、ほら、前を見て進まなくちゃって 絶望で心が追い付かない時、みんなそうよ、そうやって強くなるのよって 声にもならないくらい辛くて胸が痛くても、新しいステージへ行く準備ができたのよって それでも心は海の中で、静かに漂うクラゲのように 「そうじゃない気がするんだ、そこじゃない気がするんだ」 とつぶやく自分がいる 透明な心を、海の流れに委ねて漂いたいだけなのに 悲しくて落ち込んで絶
「俺は今日が最後でも悔いはない」と人生の先輩が言った。 欲しいものは星のように追い求め、やりたいことは風のように追いかける。 彼の一日一日は、鮮やかな絵筆で描かれ、瞬間の輝きに満ちて、今というキャンバスに色を塗る。 ならば私はどうだろうか。 私の生きる道は、永遠に続く航海のよう。 果てしない海を見つめながら、「なぜ」という問いを帆に掲げる。 そういう道しか知らない。 彼の足元には確固たる大地、私の前には広がる大海原。 それはどちらも旅の一部であり、どちらも探求の形だっ
プールの中に潜れば 世界が広がる 美しい魚たちが 静かに泳いで見える 魚と息を合わせて 深く深く沈む だけど息が続かず 再び浮かび上がると そこには日常が 静かに溢れていた 「もうプール上がるよ」と 耳に届く声 あと1分だけでいいから この世界を忘れさせて あと1分だけでいいんだから あの青い世界に夢を見させて あとがき 詩のテーマは、現実と非日常の対比を通じて時間の流れと儚さを感じさせることです。プールに潜ることで現実の束縛を忘れさせ、深い静寂を表現しています。詩の