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ベトナムの奥深さ。

■最近のベトナムNEWS(2023年10月12日付)、「24年ベトナム人の定年退職年齢・男女61歳/56歳へ、以降は約10年間で男女62歳/60歳と段階的に引上げられる」。
・規定を満たしていれば所定の退職年齢に達した時点で年金受給が可能となる。
・ちなみに私は日本とベトナムの二重加入で社会保険料を納めるが、ベトナムでは「退職年金は20年間の加入実績がなければ受給資格がない」。

■ベトナムに暮らす多くの日本人の視点から。
・数年でベトナム任期を終え日本に帰国するだろうから、ここで暮らす日本人には加入メリットがない制度となる。
・『日本とベトナム(日越)社会保障協定』はこの二重払い問題の解消を目的としており、この二重払いの金額は年間で3、40億円に及ぶ。

■既にベトナムと韓国、ドイツ等は社会保障協定を締結している。
・私の『note(2023年10月12付/第4次海外直接投資(FDI)ブーム)』でも書いたが、日本がベトナムに投資したFDI総額は10兆2385億円となる。
・ベトナムへの日本の貢献度は小さくないのに、18年頃から『日越社会保障協定』締結に向けて両国間で協議が本格化しているが未だ協議中なのだ。
・今後の両国の動きに期待しつつ、「サクッと『日越社会保障協定』締結しちゃってよ」と失礼ながらもカジュアルに呟くのだが一筋縄ではいかないのがベトナムの奥深さということだろう。

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