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結婚に繋がる恋愛を、見つける方法

当時24歳、カフェチェーン店で店長に昇格した。
同時に、仕事が忙しすぎて出会いがなく、婚活アプリもはじめたときだった。

幼いの頃から、努力の星の元に生まれて来た私は、コツコツ自分を高めることを忘れない。そのために、わざと自分を追い込むことも多かった。

当時、全く身の丈に合っていない代々木上原に住んでいた。東京でも有名な高級住宅街であり、おしゃれで有名な飲食店も多いエリアだ。あえて代々木上原に住んだ理由は、たったひとつ。

「この街に住んで、早く店長になって経営学ぶんだ!」

自分を成長させるため、わざと身の丈に合っていない街を選んだ。芸人が、売れるぞ!と自分を追い込むために、タワマンに住む感覚に近いと思う。

住んで数ヶ月で店長に昇格した。
昇格する前日、お互い顔だけで付き合った恋人と別れた。

浅はかな恋愛を終わりにして、私を待っていたのは、店長昇格と婚活アプリ。
結婚を真剣に考える、いいきっかけになるのであった。



■ 仕事ロボットは、自宅では機能停止


カフェの店長の朝は早い。

6時に出勤し、サンドイッチを慌ただしく大量に仕込むことから始まる。(三角サンドイッチ、1パックを1分以内に仕込め!と謎の上司の教えがあった)

開店前、入口に並んでくださるお客様に挨拶をして始まる1日。

「いらっしゃいませ。おはようございます♪ 」と疲れを見せられない、爽やかさを装わないと成り立たない仕事。

朝7時前から並んでくれているお客様の顔ぶれは変わらない。出勤前のホットコーヒーと読書が日課の方、サンドイッチとアイスコーヒーで朝のひとり時間を過ごす方など、スーツの男女ばかりだった。

出勤前の大事な時間、わたしなんかの疲れた態度で不快にさせられない。
毎日毎日、笑顔という仮面を被って生きていた。

休日前の深夜、仕事で疲弊してボーッとFacebookを見ていた。(当時はインスタがまだ流行前?

信頼している先輩が婚活の記事に"いいね”をしており、タイムラインに見たことないものが流れて来た。ペアーズだった。

当時は「婚活アプリ」という名前で、ペアーズとOmiaiというアプリしかなかった。確かペアーズがリリースされてから、1〜2年ほどしか経っていなかったときだったと思う。

マッチングアプリをやっている人が、周りで全くいなかったときである。
婚活アプリ?なにそれ怖い!という時期だ。


恋愛もしたいし、数年付き合って結婚も考えられる相手を見つけたい!と思っていたけれど、毎日残業で出会いに行く暇もなかった。
朝6時に出勤し25時に帰宅することもある。出会いなんてあるはずがない。


■ はじめまして、マッチングアプリ

仕事から帰宅し、疲れ切ってゴロゴロしていた深夜。

「こんなアプリが出来たんだ、ちょっと覗いてみよう」というノリで、ペアーズを開いた。

プロフィール、写真、年収、喫煙の有無、子供の有無、結婚への考え方など、冗談のような登録内容に流れるままに回答した。

「...男性を検索?」

物件検索と同じで衝撃を受けた。もはや人間版スーモやアットホームやないか!と。

登録から数日で男性から送られてくる大量の「いいね」
なにが「いいね」なんだ!と思いながら、リアクションを送ってくれた方はとりあえず見て閉じるを繰り返した。

いつのまにか人気会員枠になっていたようで、マッチングしても「サクラじゃないですよね?」というメッセージをもらうことがあった。

サクラって何?と思ったクソ真面目女は、ご丁寧にググってみた。
アプリには、課金を促したり詐欺をするようなサクラが存在するらしい。(出会ったことがないので、実際にいるのかは知らんけど)

私もサクラには気をつけようと悟り、サクラじゃないですよね?と聞くつまらない男性にはメッセージ返さなかった。

もはや、サクラのような対応である。




■ 24歳、自分の結婚観を考える

婚活アプリの登録をきっかけに、結婚観について真剣に考えてみた。
自分の条件、相手の条件が合わないと結婚は成り立たない。

もはや、需要と供給をマッチさせる、仕事のような考え方に近かった覚えがある。恋愛脳まで、仕事に脅かされていたのか←

今まで恋愛をするときは、顔や雰囲気など男として惹かれて、学歴や家族関係など"人としての部分は知らない恋愛"だったのだ。

結婚を考えて恋愛をするとしたら、今までの恋愛の仕方ではダメだろうな〜と自分で察してみた。
自分に会う相手ってどんなひとだろうと、24歳なりにわりと真剣に考えたのだ。

そのとき考えた、結婚できそうな彼氏のマイルールをここに記してみます。
誰かが、婚活について考えるときの、参考やきっかけになれますように。

ひとり暮らしの人

18歳からひとり暮らしをしてきたため、家事の負担やひとりの寂しさ、実家や家族のありがたみにたくさん気づいてこれた。
そして仕事をして疲れ切った夜に家事をするという、修行のような社会人生活。

実家暮らしの友人に話しても「そんなに大変なんだ?でも、ひとり暮らし憧れるー!」という回答。

これは、ひとり暮らし経験者にしかわからないことで、ひとり暮らしと実家暮らしでは価値観に大きな差異があることを悟った。(実家暮らしでも家事をしている友人もいるので、24歳の極端な考えをお許しください)

結婚をするなら、ひとり暮らし経験者がいい!という考えに至る。

ひとり暮らしで風邪をひいたときに、こう思ったことがある。
「熱が下がらない。このまま目覚めなかったらどうしよう」
「ポカリ買いに行くのもしんどいし重い...」
「風邪薬がきれた...誰か買って来て...!」

同じ気持ちになったことがある、ひとり暮らし経験者こそ、協力して生きていけそうな気がしたのだ。24歳の極端な考えに、ご了承ください。

共働きである以上、家事は対等にやってくれないと嫌だった。

婚活において【家事能力あり】って、結構大事な話じゃない?

男も女も。


自分より年収が上の人

決して年収が全てではない。(まじで、聞いて?)
生き生きと仕事をしてくれれば、高かろうが普通だろうが、それなりに暮らせればいい。共働き前提の女だから。
(年収は800万以上になったら、それ以上増えても幸福度は変わらないという研究があるよ)

色々考えた上で、自分より年収が高い人をルールにしていた理由

それは「妻より稼いでいない男性は、知らぬ間にストレスを抱えてしまい、男として負い目を感じる」という研究を目にしたからだ。

男のプライドってやつ?結婚相手のプライドは、なるべく壊したくない。
男友だちのプライドは壊すこともあるけれど、結婚相手は別。

友人よ、すまない。それでもなぜ私と友だちでいてくれるのか。
すずが結婚したから、俺も結婚する!という友人が2人、宣言通りガチで結婚しました。
私って、彼らにとってのなんなん。人生の道しるべ?←調子のるなや


熱烈な宗教信者ではない人

宗教を信じた経験がない私は、宗教を信じている人と付き合うメリットが見出せなかった。ただ、それだけの話です。


歌が上手いひと

おいおい!突然バカみたいなルールじゃないか!と言われるかもしれない。
でもこれは、かなり真剣に書いている。聞いてほしい。

幼いころからピアノを習い、人の鼻歌を自然にハモるような生活をしてきた(変人か)、耳心地いい音楽が好き。カラオケで音痴な人の歌を聞くと、脳がどうにかなりそうになる。

子供の頃から「音」にたくさん触れて来たからこそ出来た、マイルール。

歌が上手い人を選べば、自分にとってストレスがない。
これは絶対に譲れない。

カラオケに行かなきゃいいじゃん?と思ってくれた方、ご名答!
しかしながら、子供ができたときに
「子供にそんなの聞かすな!きっしょい歌ーーー!」と、おいでやすすずが出て来てしまう事態を避けたいのだ。

生い立ちが関係しているので、どうしても譲れない「声フェチ」という事実。お分かりいただけただろうか←どうでもいい

きっと、読んでくださった真面目なあなたにも、生い立ちに関する譲れない部分があるはずなので、考えるきっかけになれば幸いです。


お酒好きで、お酒強い人

お酒に飲まれてしまう人が、幼い頃から嫌いだった。

高校生の頃「お父さんみたいな人と結婚したい!でも、酒に飲まれるところが嫌い」という、当時の素直な考えのままである。

父は、楽しくなってしまうと浴びるほど飲む習性がある。何度、母が辛い思いをして来たであろう。(母はそんな姿を、子供に見せない出来た女である)

子供ながらに、酔って意識のない父はヘビーだった。
酔って帰宅後、なぜか電話の前に座り受話器をとる父を見たことがある。(多分、仕事をしているつもり)
姉やわたしがお風呂に入っていることに気づかず、父がお風呂に入ろうとして、母に怒られヘラヘラしている父も見たことがある。

仕事は出来るし、男らしくてサングラスをかけて車に乗り、アウトドアに連れて行ってくれるかっこいい父とのギャップに「酒の力は恐ろしい」と、ドン引きしてきた。

お酒に飲まれてしまう男性とは、結婚ができないことを父のおかげで悟った。これも生い立ちが関係。

あと、自分が飲みに行くの好きなのに、その楽しさを共有できない人は考えられなかった。

今コロナだから飲みに行けないけど、コロナ開けたら浴びるほど飲みに行こうと思う。


■  さいごに


自分の経験、生い立ちを考えて婚活をすると、自然と恋愛がうまくいきました。

24歳から数年付き合った元彼も、結婚を考えていてくれて、婚約指輪を見に連れて行ってくれたことがあります。
その後の彼氏には「婚約指輪つけるとしたら、どんなデザインつけてみたい?」と聞かれます。
今の夫です。

24歳のあのとき
こんな人と付き合ったら、結婚を考えられるなーとマイルールを真剣に考えたことによって

結婚しても大丈夫そうな人と、恋愛できるようになったのであろう。

そして「結婚を自然に意識させる女」になっていたようである。
元彼も、夫も、男友達、女友達にも結婚してほしいと言われてきた。サンクス!マイメン。


結婚したくなる女?として、彼氏にどう振舞っていたかは、そのうち書こうかしら。

どうかしら。

わりと普通の付き合い方だと思うんだが、どうなんだい!書けたら書こう。


noteの更新には、大変ムラがございます。
1ヶ月書かないときもある。
昨日今日のように、連日書けることもある。

書きたい!と思った時に、更新中。

なんて素直なnoteなんだ!


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