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2月まきの大根、ゴボウ、ニンジンが順調に発芽して育っています。同時に草も育ってきています。

今回、ちょっと考えてみて、「苗の周りだけ除草」を試してみました。

雑草は、「人間による擾乱を受ける環境に適応している植物」なのだそうです。

「擾乱」と言うのは、かき乱すと言う意味です。

例えば、「畑を耕す」とか「草を取る」とかと言うのは、人間の側からすると、農業をしていることになりますが、植物の側からすると、生存環境をかき乱されたことになります。

そのかき乱される状態に適応している植物が「雑草」なのだそうです。

これはどういうことかと言うと、しょっちゅう耕されたり、草を取られたりするような状態で、他の植物はなかなか生えてこないが、雑草の仲間は生える事ができる・・・

もっと別な言い方をすると、耕したり、草取りをしたりして、「雑草がない状態」にすると、生えてきやすくなる植物が雑草である、

平たく言えば、耕せば耕すほど、草取りをすればするほど、「次の雑草」が生えてくると言う事です。

では、「次の雑草」が生えてこないようにするには、どうしたらよいでしょう?

・・・「草取りをしない」事です。

ニンジンなり大根なりというのも、雑草と同様、植物だと考えると、ニンジンや大根が生えている場所には、雑草は生えてこない、ニンジンや大根が生えていない場所に生えてくる、

ニンジンや大根がない場所に雑草があれば、「次の雑草」は生えてこない、つまり、苗の周りだけ草取りをして、野菜の生育の邪魔にならないようにした上で、畝の上で苗から「遠い」場所の雑草は放置しておく、

これが、「たんぽぽ農法」的な「苗の周りだけ除草」方式です。

ニンジンや大根が育ってきたら、また少し草取りをします。株元は暗くなり草は生えにくくなるでしょう。

こうして出来るだけ少ない手間で野菜を育てようと言うのが「たんぽぽ農法」の考え方です。

たぶん、春雑草の時季は、「苗の周りだけ除草」方式で対応できると思います。

梅雨時になってくると、また様相が変わると思いますが・・・

2週間予報によると、当面は雨が降らず、4/7-12にかけて、また雨の降る日が続くとの事です。

枝豆やキュウリ、ズッキーニ、カボチャなどの種まきを急がねばなりません。モロヘイヤ、ツル菜、エンサイ、ツルムラサキ、オクラなども種まきしないといけません。

4月は忙しいです。

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