聖書や日本書紀、平家物語などを読みながら、「日本」について外国人に説明するにはどうしたらいいかとか、農村部の論理と都会人の論理がどう違うかと言ったことについてのヒントを考えていま…
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2020年12月の記事一覧
分業と「半農半X」(前編)
国民の年々の労働は、その国民が年々消費する生活の必需品と便益品のすべてを本来的に供給する源
アダム・スミスは、「国富論」をこう書き出しています。
ここにある商品があり、価格がついて売れる、
それはなぜかと言うと、その商品を作った人、運んできた人がいて、誰かの手元に届く、
「作る」、「運ぶ」と言う労働があって、その商品に「価値」が生まれ、売れるようになる、
もちろん、その商品にも原材料がい
国民の富の源泉、そして、都市産業と農業の関係
経済学の祖、アダム・スミスは「国富論」冒頭、「序編及び本書の構想」の中でこんな事を述べています。
「第三編は、農業を阻害してまで都市の産業を奨励する政策が取られた背景を論じる」
アダム・スミスが経済学を論じるようになったのは、産業革命後、資本主義が成立してきた事情があると思います。そして、その直後から既に農業を犠牲にして都市の産業を奨励する政策が取られていたのでしょう。
それはなぜなのか、国
救い主を「神」だと考える思想とギリシャ・ローマ思想
「あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい」
新約聖書コリント第一書に出てくる言葉です。
「代価を払って」と言うのは、奴隷について、誰かがその奴隷の値段を払って買い取ったと言う事です。
そして、その値段を払ったのが、イエス・キリストなんだ、それまでは罪の奴隷だったかもしれないけど、その奴隷状態から解放してもらえたんだから、神様の栄光を現すようにしな