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ヤンキーに好かれる才能

こんにちは、サイアンドでインターンとして働いている「おだりょ」と申します。

先日、弊社Slackにて「才能の無駄遣いをしましょう」というチャンネルが立ち上がりました。そこで「自然言語処理プログラミングを使ってB'zの歌詞から人生とは何かを考察してみたのでnote書いていいですか?」と先輩が多少お狂いなさったようなことをおっしゃっており(代表は彼のことを「天才」と呼んでいます)、

結果、自己紹介noteシリーズにて更新が止まっていた弊社noteに新鮮な風を吹き込むことになりました。

それを見た僕も、「何か才能はないかなあ」と考えてみましたが、全然思い浮かびません。

勉強も人並みですし、運動は体育の成績が10段階中の5だったのでこれはまたむしろ才能かもしれませんが、これでnoteを書いても僕自身がいい思いをしません。

うーーんと3分ほど考えた挙句、「僕、ヤンキーたちとなぜか仲よかったな」となったので、「ヤンキーたちと仲良くなる方法」についてnote書いてみようと思います。

ちなみに僕は、ヤンキーのみならず、学校中に恐れられていた国語科室のおばちゃん先生たちからもチヤホヤしてもらっていたりしたので、「あ、うちの学校の国語科室の先生ちょうど怖いんだった」という方にもおすすめです。

はじめに

書いていたら文章量がかなり膨大になってしまいましたので、結論先に書いてしまいます。

「自然体で、気持ち良いコミュニケーションをして、頑張る」です。

お時間ない方は目次からもう最後の「まとめ」に飛んでいただいても構いません。

クラスのヤンキーがいる方、怖いおばちゃん先生がいる方、今時間があるビジネスマンの皆さんは順を追って読んでいただくことをお勧めいたします。

ゴールは「助けたくなるいいヤツ」

見ていてこちらから助け舟を出したくなる人間になれば、多くの人からの助けの手を借りることができ非常にありがたい状態になることができます。

助けたくなるいいヤツに「なる」必要ももしかしたらないのかもしれません。肝要なのは「自己開示」と「こちらからの反応」です。相手に合わせて自分の発言内容や考えることや見た目まで強引にねじ曲げようとするのはかえって逆効果になってしまいますし、何よりしんどすぎますのでやめておきましょう。

方法1:先に弱みを見せる

まず前提として、僕は突っ立ってるだけで「こいつすぐ捻り潰せそうだ」と他人に思わせることができてしまいます。

その理由は僕の「体型」にあります。

僕の身長は183cmであるのに対し、体重はわずか60kgです。

どれくらいのものかというと、健康的な標準体重まであと15~20kgくらい太らないといけなかった気がします。

肥満がかなり健康面で「ヤバイぞ」と叫ばれる昨今ですが、痩せすぎな方が身体に悪いのでもしかすると早死にしてしまう運命なのかもしれません。

歩くだけで友達からは「折れそう」と言われますし、18年くらい続けたテニスをやっている時は「見てられない」と言われたこともあります。

なので僕は何もしなくても、自分の弱さを曝け出している状態です。さらにそこに持ち前の「ヘニョヘニョした性格」もあるので、余計に弱いです。

ここで寛容なのは、いかに気持ちよく弱みを曝け出すか、です。

僕の場合、この弱さを公にしてきました。つまり、僕が「痩せているんだよねえ」と言ったところで誰もシリアスにはなりませんし、むしろそういった弱さが愛されキャラのようなものに繋がります。

また「実はさ…」と打ち明けてみると、意外と他者からの評価は良いです。

僕はこの弱さのおかげで、ヤンキーから一発も殴られないどころか、とある事故で友達の給食の味噌汁を頭からかぶったとき(なぜそうなる)なんかは、学校イチのヤンキーが水道で優しく頭を洗ってくれました。

国語科室の先生たちからも、怒られる回数よりなぜか応援される回数の方が遥かに多かったです。

弱みを曝け出すことで「こいつは自分にとって安全だ」という信頼感と、「守ってあげたい」という母性本能みたいなものをくすぐることができます。

学問的に言ってしまうと、自己開示って実は信頼を得るために非常に重要だという論文も出ているくらいです。

方法2:変にへりくだりすぎない

ちょっとヤンキー特化型の方法になります。

ヤンキーに迎合しようとして、変にへりくだったり一緒になってちょっとヤンチャな態度をとったりする人もいました。

そういう人はヤンキーたちと一応仲良くはなれそうなのですが、まずそうやって無理しているその人自身が苦しそうでした。本当にしたいことではなく、相手に怯えてそうやってしまっているからです。

また、そうやって「スネ夫的ポジション」にいると、断ったりそれまでと違うことをしようとしたりするとたちまち目をつけられてしまいます。昨日までヤンキーたちとコンビニ前で座り込んでタバコ吸っていたのに、いきなり「これからはああいうのしたくないな…」なんて言ったら、ヤンキーからしたら「何か文句あるんか?」となってしまい、一瞬で「敵」になってしまいます。

まず僕は真面目な人間で、学級委員やったり生徒会やったりしていたので、ヤンキーからしたら敵になりかねません。

とはいえ、授業中にうるさいヤンキーたちに真っ向から「黙れよ!」なんて言ってしまっては命が危ないので、

「僕は君たちとは違うよ!でも仲間だよ!」という態度をとっておく必要があります。

相手を否定するのではなく、共存するイメージです。お互い違いはあれど、害はないよ〜という距離感を見つけることがいいと思います。

普段からある程度の距離をとり自分のスタンスをそれとなく表明しつつ、でもいざ話したりするときは相手を受け入れることです。そうすることで、常にではないですがいざというときにとても力強い味方になってくれる存在になる可能性が高くなります。

方法3:よく聞き、よく笑う

同じクラスのヤンキーや国語科室の先生といった、「怖いんだけど関わらなくちゃいけない人たち」とは、どうしてもコミュニケーションが生まれる瞬間が少なくないと思います。

そういう時に心がけていた、というか自然とやっていたことは、「よく聞くこと」と「笑うこと」です。

まず素直にかつしっかり聞くようにすると、話している相手は本当に気分がよくなります。

僕は自己主張が得意ではないですし、相手の話は自分にとっては「学び」みたいな役割を果たすことが多いので、無理に自分の意見を言ったりそれを態度に曝け出すことなく、ある程度「相手が話しやすい聞き方」が自然と身につきました。

ちなみに「聞くのがうまい」ということは母から教えてもらったことです。自分で「上手くなってやろう」と意識したこともなければ「俺様は聞くのがうまいんだぜ」と天狗になったこともそれまでありませんでした。

また聞くのと同じくらい、「いい反応を示す」ことが結構重要です。

僕はありがたいことにゲラなので、結構遠慮なく笑ってしまいます。

自分の話で気持ちよく笑ってもらえると、本当に自分も気分良くなると思います。ゲラって幸せです。

方法4:なんか頑張る

何か頑張っていることがそれとなく見える状態にしておくと、誰かが応援してくれるのでとても嬉しいです。

僕は小さい時から硬式テニスをずっと続けていて、ヤンキーがいっぱいいた中学校の時には軟式テニス部しかなかったので先生に相談し、「パソコン部」という週3くらいしか活動日がない部活に所属し、さらにその3分の2くらいを休ませてもらいテニスに専念しました。

これは先生から「部活に匹敵、あるいはそれ以上に厳しい環境で頑張っている」ということを認めてもらわなければなりません。ありがたいことに当時の僕はそれぐらい頑張っているように見えたみたいです。

そうなると、どこからともなく「あいつはめっちゃテニス頑張っているらしい」という認識が勝手に広がってくれます。

「あんなガリガリなのに…しんどいやろなあ…」といったように、先に晒しておいた弱みが「あいつ頑張っているなあ」効果をさらに上げてくれます。

おかげさまでヤンキーから「今日もテニスか!!頑張れよ!!」と声をかけてくれましたし、授業中に多少寝ていても国語科の先生からあんまり怒られませんでした(寝過ぎたら流石にまずかったとは思います)。

ポイントは、めっちゃ頑張りつつ、それを下手に隠すこともせず、下手に訴えかけることもなく、普通に過ごすことです。

頑張りまくったおかげで過敏性腸症候群に数年間悩まされることにはなりましたが、自分にとってもいい経験でしたし、人にも本当に恵まれました。

ちなみにこれは若ければ若いほど応援されやすくなるので、大学生なんかは絶好の期間だと思います。

まとめ:マーケティングとの向き合い方

こうして見てみると、実は大したことをしていませんでした。

「弱みがあることを受け入れ下手に隠すことなく、気持ちの良いコミュニケーションを心がけ、頑張る」というシンプルな内容に対し、3000字以上の文字数をかけてしまいました。

ですがこれはヤンキーと怖い先生相手にのみ限った話ではありません。日々の誰かとの関わり、さらにはビジネスにも応用できる話だと思います。

「競合との競争に上手く勝てないよ〜」という方は、競争に勝つか負けるかではなく「応援してくれる人はいるか」に焦点を当ててみると、しんどさが多少緩和されるかもしれません。

弊社も、「人との繋がり」の恩恵をしっかりと頂いております。そのおかげでインターン生も雇うことができ、僕も働かせていただくことができ、来月には彼女とディズニーにいくことができそうです。本当にありがたいです。

マーケティングの使い方、向き合い方を変えてみると、少し面白そうだなと思っております。

今回は「ヤンキーたちと仲良くする方法」についてたくさん書かせていただきました。要約すると、「自然体で、気持ち良いコミュニケーションして、頑張る」です。

ありがとうございました!

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