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8.勇気づけられた大人の言葉 #1

こんばんは
昨日は恩師の話を書きましたが、思えば人生の節目で大人の言葉に勇気づけられてきたなと思います。
そんなエピソードを紹介します。

高校受験前


高校受験前に勇気を頂いたのは当時通っていた塾の塾長。

特に進学塾というわけでもなく、家の目の前だからという理由で通っていたどちらかというとゆるっとした塾でした。
1クラスも10名いないくらいで規模も小さめ。

アットホームな雰囲気で、塾長の昔話が始まると授業の大半が雑談になるタイプ
(その雑談をいかに引き伸ばすかが不真面目な我々のミッションでした)
とにかく愛されキャラで、特に怒るも褒めるもしない温厚な方。

そんな私ですが志望校は県内の進学校でした。
友人たちは実家近くの高校にほとんど決まっており、公立後期試験で受験するのは塾のクラスでも数名。

受験前日、いつも通り試験を受けるメンバーで勉強した後、(講義だったか模擬テストだったか自習だったかはもう覚えてないですが)帰り支度をして最後に外に出ました。

目の前に家に帰ろうとした時、急に後ろから声をかけられました。


「松井、お前なら絶対大丈夫だから」


通常の会話のトーンで伝えられたこのありきたりのワンフレーズ。
それが私の中で勇気になりました。
なんだかものすごく信憑性のある”大丈夫”に聞こえたんです。

私の合格の可能性は正直可もなく不可もなくといったところだったと思います。
正直志望校に進むことにそんなにこだわりもなく、落ちたら私立に行けばいいやくらいに思っていたのですが、
あ、私受かるかも
と現実味を帯びた瞬間でした。


その年の生徒の受験の成果が塾の成果。
翌年の入塾者にも大きく影響するところですが、私の通っていた塾は私の一個下の代で閉じることが決まっていました。

学校も何人進学校へ合格者を出せるかで必死。
家族も他の子に勝ちたいという思いがどこかあったように思います。
だからこそ塾長の言葉は純粋に私に向けられた言葉として入ってきたんだと思います。


言葉には力がある。
言葉を発した人の思いにはもっと力がある。
発した言葉は本当は誰のためなのか。
受取手にはそれがタイレクトに伝わる。

私も言葉を発するときは一旦振り返って誰の為の言葉なのかを大事にしようと思います。

ではまた次回♪

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