フェアな教育
子どもの教育環境の理想とは?
全ての子どもが等しく教育を受けるのは大前提で、もう一つ大事なのは学校生活を等しく楽しむことができるかどうかだと思う。そしてその環境を少しでも理想に近づけるのが国の仕事だ。子どもは国の未来、その経済を支える大切な国力だ。子どもの教育に投資をすればするほど国は栄える。
トロントでは4歳から無償の教育を受けることができる。4〜5歳は日本で言うところの幼稚園(幼稚園と言っても算数やサイエンス、単語のスペルや文法を学ぶ。特に読書に力を入れているように思う。) 。うちにいる子ども3人のうち2人が幼稚園に通っている。
カナダの学校がフェアだと思う理由は、親は弁当と水筒以外は何も用意しなくていいところ。子どもはほぼ身一つで学校へ行き、学校が用意した筆記用具や教材で学ぶ。ランドセルはなくみんなカジュアルなリュックサックだ。
私が子どもの頃は持ち物で格差があったことを思い出す。筆箱なんかは特に貧富の差が出ていた気がする。親がネグレクトだったり子どもの世話に手が回らない状態だった場合は体操服が汚かったり、忘れものだらけだったり。
大人が考えるとちょっとしたことかもしれない。でも子どもにとっては学校生活は彼らの世界の大部分を占める。惨めな思いをすることなく、学びや友達との関係作りに集中できたら能力やスキルを伸び伸びと伸ばすことができる。日本もそうなればいいと思う。できればランドセルは廃止か、国からの支給がいい。
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