クラウドワーカー向けのサービスを再開してみた♪ 如何にコミットするのかは人それぞれで良いと思うけれどー。
のほほ~んと余生のような日々を過ごしているんだけれど、もう少し人並みの生活も過ごしてみたいと思っており、ちょっと仕事量増やすかーって思い立って、これまで放置していたサービスにこの2週間ほど取り組んでみることにした。特に新しいことでもなく、いわゆるクラウドワーカー向けのサービスに再登録して、毎日フィーリングの合いそうな依頼(コンペ・プロジェクト)に提案している。
その経過の中で気がついたんだけれど、お会いしたこともない方との仕事は、数年前から僕も運営メンバーであるサービス「SUGUWEB(スグウェブ)」のスタイルと共通点もあることに気がつく。
ものづくりに関わってから20年は経っているが、「コンペ」というスタイルは大学を卒業してからこれまでの間、10回もしていないと記憶している。その10回ほどのほとんどが箸にも棒にも掛からない結果であったが、当時の自分の作品が平面的であったこととイラストレーターの友人がいたこともあって、試しに応募してみた玄光社「illustration」という雑誌の誌上コンペ「ザ・チョイス」( 審査員TUGBOAT:2003年)という公募に応募して入選したこともあった。正直、嬉しかったんだけれど、同時に相変わらずいろいろ悩んでいたんだ。
よくよく考えると仕事をいただくことって、何もないところから仕事は発生しない。露出や実績を残していくことで今ある関係が継続することもあるし、実績を認知してもらうことで新しい出会いが生まれることもある。コンペはそのキッカケの一つになることもあるとは思う。
(追記:プロポーザル方式での仕事で数回受注したことを思い出したけれど、デザイナーにモノは任せて、僕は資料をまとめて応募しただけだったな♪)
ちなみに、、、数年前から公募展を運営する立場にも携わっており、応募された方がさらに成長したり、前回よりも良い仕事をされていると刺激を受けることが多い。僕の普段の仕事では消化できない何かが悶々としており、それは作品(アート)を作っていた当時の衝動に通じている気もする。日常生活を過ごす中でインプットしたらアウトプットするというある種のデトックス効果では消化できない何かを溜め込んでいる気がする。
やったらやっただけ還ってくるんだ。
自らの事業であれ、受託業務であれ、契約業務であれ、コンペ提案であれ、相手の視界と自分の視界を重ねて関係性を持つことが、僕が社会と持てる接点のひとつであると最近、実感することが多い。
この5年ぐらい続けていたメキシコ関連のとある事業(ほぼボランティア)は相変わらずのんびりした運営で、休止してからすでに1年以上経過しているけど、ようやく再開の目処はたった。2019年春ごろには改めてアナウンス予定である。
他にも、同じような関わりを続けていると、「常任理事」というたいそうな役職をいただいたので、当事者として発言しても良いかな?って思ってアクション起こしてみると、誰も手を挙げていなかったことが動き出して、同時にいろいろ背負うことにもなったんだけれど、この歳にもなると大抵のことは何とでもなる気もしている。
そういうのは、数年前に始めたランニング(マラソン・トレラン)といろいろ重なって感じることもある。
いわゆるクラウドワーカー向けのサービス
話を初めに戻すと、再開したのは「ランサーズ」。同じようなサービスで「クラウドワークス」というのもあるけれど、まぁどっちでも良かった。
ランサーズは何年か前からクライアントの媒体で利用している。実際、依頼者として登録していたのではなく、クライアントが依頼者となって登録されており、クライアントを通してランサーズから提案されたライターさんの執筆内容を確認したり、納品された成果物をクライアントの媒体に掲載するという感じ。
実は、数年前にWELQというキュレーションサイト事件があって、いろいろブラックな場所だと思ったこともあって、僕は距離をおいていた。。。
先月、久しぶりにランサーズのサイトを覗いてみると、なんらかのセーフティーネットと言うか、モラルを生み出す仕組みのようなものを感じたんだけど、そういう仕組みの大切さや運営している人がサービスの向こうにいることを、奇しくもこのnoteというサービスを通して感じれるようになっているようだ。(noteの方が数倍気持ち良い雰囲気があるけれどね♪)
ランサーズには対外的に見える「ランク」という仕組みがあって、先日「シルバー」をいただいたところで、その先は「認定ランサー」というステイタスになるようだけれど、過去1年間の報酬額が上位20%以内がその条件らしい。おそらく継続させる仕掛けなんだろうかね。
そして、2週間ほどランサーズを使ってみて思うこととして、冒頭でも述べたように自分の普段の仕事に通じるところがあって、意外に自分に合っているのかもって思っている。「SUGUWEB(スグウェブ)」でもお会いしたことがないクライアントとやりとりを重ねてホームページを公開する。スグウェブでも全国におられるクライアントからメールによって依頼があってホームページを更新する。新規サイトだと利用される目的やその対象者、そして提供すコンテンツなどのヒアリングを重ねてホームページを作成している。
ランサーズでコミュニケーションする依頼者の中には、その提案の内容がわかりにくいものもあったりするが、おそらくその依頼に対する熱意が少ないのだろう。そういう依頼は気にもとめず。依頼内容に熱意のあるものから自分のできることとフィーリングが合うものを「お気に入り」として登録して、提案したいアイデアが見えてくれば提案するような感じ。何も思い浮かばない場合はご縁が無かったということで流れていく。
公開コンペ形式では、他の提案者の内容も見ることができ、アイデアや仕事に納得できるものもあるが、僕がいいなぁと思った他の提案を依頼者がチョイスするわけでもない、依頼者の求める内容を誤解してしまっているのかも知れない。このあたりはクラウドの課題か...。
このようなサービスは「アイデアの安売り」とも揶揄されるかも知れないけれど、クライアントからの依頼を読み取り提案することを積み重ねていくのは僕にとって鍛錬のような時間だと思っている。
追記:
再開した日に提案した企業名が、およそ1ヶ月後の結果発表で、681件の中から当選となった。とても嬉しいし、再開して良かったと思えるし、自信にもつながる♪ (誰かの役に立つのは実に良いわー)
僕のnoteは自分自身の備忘録としての側面が強いですが、もしも誰かの役にたって、そのアクションの一つとしてサポートがあるなら、ただただ感謝です。