”フルマラソン”で気付いた本番に向けての「準備と考え方」
フルマラソンの大会が中止に。じゃあ、自分で走るしかない。
4月18日に開催予定だった長野マラソンにエントリーをしていました。しかし、今年もコロナの影響で2年連続の中止に。このままで良いわけがない。どこかで自分の"居場所"を確かめなけば、前に進んでいるのか、後退しているのかもわからない。
それを確かめるための"期末試験"として、42.195㎞(フルマラソン)のタイムトライアルにチャレンジしてみました。
■これまでの記録
【結果】25㎞で終了
フルマラソンは甘くありませんでした。ましてや、大会の雰囲気もない自分でやるフルマラソンは、やはりより厳しいものでした。
1月に同じように自分でハーフマラソンを走りました。その時は練習で出ていた記録から推測した設定ペース通りに走れ、記録上は自己ベストを更新することができました。大会とは異なるので多少の誤差はあるとは思いますが、全力で走ったことには変わりはありません。なので、自分のやってきたことの成果が数字として見えたのはとても嬉しかったです。
しかし、今回はそうはいきませんでした。
自己ベストを5分近く上回るペースでありながらも、20㎞過ぎまでは呼吸の大きな乱れもなく順調に見えました。ところが、直後の23㎞付近で腹部に異常が起き、足を止めざるを得ない状態に。トップの写真の様にサポートして下さっていた方もいらっしゃったので、大変申し訳ない思いを抱えながら”ゴール地点”まで歩いて戻ることになりました。
その原因は?
なぜ、痛みが起きたのか?思い当たるところとして
①給水ドリンクの問題
②エナジージェルの問題
③ペース配分(余力)の問題
が考えられました。
当日、食事以外で取ったものは写真のものでした。右側のものは走る前までに取るもの。ボトルが2つありますが、両方ともほぼ同じような中身の”糖質系ドリンク”でした。
腹部の痛みは腸のある下腹部というより、比較的上部の「胃」の辺りの痛みでした。③のペースはチャレンジングなペースだったので、心拍数の数値としても完全な設定ミスではないように見えます。胃の異常が問題だったとなると原因は①・②による消化系の問題に近いと思われる。となると、ジェルかドリンクがいけなかったのか?
これらは以前の練習時も同じような「中身」「タイミング」「量」で取っていたので、今回も何も変えずに用いていました。でも、なぜこのようなミスが起こってしまったのか?考えられる問題として「1つ」だけ抜け落ちていたことがありました。
「大丈夫」は確かめてから
僕は楽観主義な性格なので、所々で雑なところが露呈することがあります。それがトレーニングメニューのどこかで「大丈夫」という慢心があったかもしれません。1月のハーフマラソンの記録などから計算してしまうと「それなりにいけるでしょう。」と思っていた縁があったのかもしれません。
そのため、今回の設定ペース(1㎞3分35秒)で30㎞以上走るような「本番さながらのメニュー」を行っていませんでした。それを走るためのメニューは詰めていたとは思いますが、本当にこのペースで走れるかどうかは推測の域でしかありませんでした。恐らく、本番と同じ状態で走って補給を試していなかったのが今回の問題につながったのでしょう。
ペースや気温の変化によって体内の血液循環が変化する(今回の場合、脱水による胃腸の消化機能の低下)ので、これに応じた補給(糖質濃度を減らし、水分補給を優先した設計)を行った方がより良かったように思えます。
自分でやるからできるリベンジ
中2週間を設けて4月27日にもう一度チャレンジしようと思ってます。フルマラソンをするにはあまり良いとは言えない天候(暑くなるため)になる可能性も大きいですが、従来のマラソン大会とは違いって自分でリベンジの場を作ることができます。これはこれでメリットなのかもしれません。
「失敗をそのままにしてるから”失敗”になる。」
「失敗から学んで次でうまくいけば、その過程は”成功”と言える。」
失敗したからと言って足を止めてしまったら、そこまでになってしまう。まだまだ道半ば。目指す場所は先にある。下を向いているのは、今日までにしようっと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?