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4月に読んだ本を紹介します!!

お疲れ様です、こーすけです!
ゴールデンウィークもあと一日。何やかんやで楽しめたかな、と思います。
しかし今年は過ぎるのが早い、人生で一番早いですね。
体感ではまだ3月くらいなんですが、どうしたものか…

ということで、毎月恒例の読んだ本の紹介の4月編、いってみましょう!

1.山口仲美「日本語の歴史」

1冊目はこの本です。「日本語の歴史を一般書のレベルで分かりやすく発信する」ことを目的に刊行しているので、非常に読みやすく、かつ分かりやすかったです。
日本の社会構造の変容とともに、たくさんの表現が生まれ、そして廃れていったことを、書き言葉に焦点を当てて述べています。新しい表現ができることは自然の趨勢であり、それを一概に「言葉の乱れ」と論じることは難しいのではないか、と読みながら感じました。
そして、現在我々が使用している日本語ができるまで、先人たちの弛まざる努力があったことを改めて知りました。グローバル化が急速にすすみ、英語の重要性が高まっていますが、日本語を大切にしたいという思いが強くなりました。

2.オージェ「夜の庭師」

「ディズニー映画化決定」という謳い文句にひかれて購入したものの、長らく積読状態で、やっと読了できました。
普段あまり読まない「ゴーストストーリー」というジャンルでしたが、非常にスリリングであり、感動的でもありました。後半部分はぞっとするほど怖かったです。
僕的この本の主題は、「依存からの脱出」「ストーリーテラー」「姉弟の絆」の3つだと思います。特に、「ストーリーテラー」の要素が結構カギになります。主人公が話す「お話と嘘の違い」にはハッとさせられました。
この内容をディズニーがどう映像化するのか、非常に楽しみです。

3.黒川博行「キャッツアイころがった」

サントリーミステリー大賞を受賞した黒川さんの出世作。黒川さんの特徴である、テンポのいい関西弁での会話のやり取りは既にこの頃から出来上がったいたのだな、と感心しました。緻密な取材や、二人組で事件を追う展開など、後の作品にも通じる部分がたくさんあるのも面白かったです。
また、本書が刊行されたのは1986年で、その時代特有のイケイケな感じが随所にありました。
連続殺人犯を追うストーリーのなかに、宝石や絵画が組み込まれており、読んでて飽きない工夫がされているなと感じました。
サラッと読めるミステリーを探している方におススメしたい一冊です。

4.ヘミングウェイ「誰がために鐘は鳴る(上)」

ヘミングウェイの代表作である本作品。まだ下巻を読んでいないので、下巻を読んで感想をまとめたいと思います。

以上が4月に読んだ本です。今月は積読を解消することを目的にしました。
ただ、本を毎月2冊程度購入しているので、段々本を置けるスペースがなくなってきています。本の整理をしなければ、と感じるこの頃です

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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