みんなと一緒に汗を流す

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(2020年7月 さがみこベリーガーデン にて)

コロナコロナに明け暮れる日々が続いています。加えて、この夏は連日の猛暑で、日本各地で観測史上はじまって以来の高温記録が続出しました。テレビをつければ新型コロナウイルス対策と熱中症対策が連呼され、「できるだけ外出を避けクーラーを入れて過ごしましょう。」その上に「特に、ご高齢の方々は・・・」という枕詞がついていて、大いに気になりました。

ブルーベリーはそんな人間世界の事情などかまってくれません。みんなと一緒にせっせと相模原の農場通いが続きました。
確かに炎天下での農作業は体にこたえましたが、大汗をかいた後木陰で休むひと時のあの心地よさは格別です。
齢を重ねるにしたがって運動量も減り、周りからも“どうかご無理をなさらないように”“あまり頑張っちゃダメですよ”と労わられるこの頃ですが、なんだか逆の気がしてきました。
紺碧の空と白い雲、緑の森と山、渡る風、小鳥の鳴き声。「あっ、キジだ!」
三蜜とは正反対の場に身を置いて幸せな夏を過ごすことができました。

どこまで続くのかと思っていた熱暑も過ぎてみれば早いもので、グンと冷え込むこの頃で、もうそこに冬の足音が聞こえてきます。

山も色づき、ブルーベリーも紅葉して冬支度に余念がありません。今春2年モノの苗木を植えてはじめての冬を迎えます。どうか、来春には大きく枝を伸ばし、花を咲かせ、いっぱい実を結んでくれますように。
(山川陽一 No. 2)


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<追記>
第1次計画で今春2年モノの苗木16種類550本を植えました。来春には第2次計画で更に15種類550本を植えます。養液栽培の場合、2年モノを植えて1年目に実を付けはじめ、2年目には本格的に収穫できるまでに育つと言われています。
2022年春にはさがみこベリーガーデンを開園して皆さんをお迎えできる予定です。

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