【投稿4日目】横文字でなく、日本語で言葉の定義を考えると、方向性が見えてくる
情報誌の制作に携わっていると、クレジット部分(巻末の制作スタッフの紹介などが掲載されているところ)のデザイナー、ライターの欄に僕の名前が記載されており、記事を読んだ方から、
「え?デザインもライティングもされるんですか?」
「僕の方で作ったものをデザイナーに修正してもらっているので、デザイナーではないです!ライティングもメインの記事以外の部分を書いているので、プロと呼べるかどうか…。メインは調整役です!笑」
「じゃあディレクターなんですね!」
なんて会話が最近増えて、その都度説明をしています。また、ある時はインターン生が
「私、ディレクターみたいな働き方に憧れてるんですが、これってマネージャーとも一緒ですか?プロデューサーってのもあるけど、ちょっと違うのかな、と思って。。。」
「んー…。マネージャーとディレクターとプロデューサーってどう違うんだろう?」
なんて質問をしたら答えられなくて、一からどうなりたいのかを説明してもらったり。。なんて、会話が最近あったので、こちらに投稿を。
横文字はかっこいいが、実業務との乖離が生まれる危険性がある。
僕はなるべく横文字やカタカナを使わないように普段から意識しています。その理由がイメージ先行になってしまうから。
横文字って何かかっこいい。だけど、それって自分に合ってる?ってなっちゃうんです。
僕の業務は、①関係者との日程調整 ②記事全体のテーマ設定、構成案作成 ③進捗管理 ④ライティング ⑤デザイン落とし込み っていう結構泥臭い仕事なんですよね。これを説明すると、テーマ設定や構成案を作るというと、「プロデューサーですか?」って…。また、逆もあって、敢えて「ディレクターです」っていうと、「若いのにすごいですね!」とちょっと目をキラキラさせながら言われ、仕事の説明をすると、「あー…。結構泥臭い仕事なんですね。」と少しテンションが下がる…。なんでだ!笑
とまぁ、僕が英語が苦手な部分が大きいとは思いますが、横文字の肩書きってパッと聞いた感じだと良さげに聞こえるのですが、本質はどこなんだろう、と疑問になりました。
ちなみに、
プロデューサー(英語: Producer、略称PまたはPD)とは、映画やテレビ番組などの映像作品、ポスターや看板などの広告作品、音楽作品、テレビゲーム作品制作(製作)など、制作活動の予算調達や管理、スタッフの人事などをつかさどり、制作全体を統括する職務。ディレクターよりも広範囲な管理指揮権を有し、制作物の商業的な成否について責任をもつ。
ディレクター (英: director)とは、制作物の作品としての質に責任を持つ者のこと。その責務を全うするために、企画・立案・制作に関与して業務全般をつかさどる場合もある。ディレクター本来の担当範囲は企画・制作に及ぶものではない。制作物の経済的責任を持つプロデューサーと対をなすポジション。
とWikipediaに書いておりました。んー…僕がどちらになるのかわかりません。笑 おそらくまたいでいる部分もあるだろうから、分からなくなるんだろうな、と思います。
横文字の語源や意味を考えてみる。
ここで、インターン生とさらに言葉遊びをしてみました。
「コンサルタントってどんなイメージ?」
「んー、何でも知ってて、困っている企業とか個人の人に"こうしたらいいですよ"ってアドバイスをくれる人ってイメージです。仕事できる人!って感じ!だから、いろいろな知識があって、1聞いたら10返ってくるような人ですかね。」
わかります、僕もそんなイメージを持っているので。でもコンサルタントの業務である「コンサルティングの語源」を調べると、
コンサルティングの語源はラテン語のconsultare (協議する)です。
con(共に)+sedere(座る)=共に座り、協議する。
というところから来るようです。そうなると、本質的に必要な能力としては、「アドバイスをできる」より「課題の本質を抽出していく」という傾聴力が最も重視されるものなのだろう、と。イメージが少し変わります。少なくとも、イメージにあった、上下関係より、対等な関係なんだな。と。
他にもデザインとアートの違い、などの話をしてみたり。。
横文字にとらわれず、日本語で説明する。
普段の会話やインターン生との進路相談の際に、横文字が出てくることが多いです。横文字だと端的に終わり、ちょっとカッコよく見えるのですが、そのイメージと実際に身につけているスキルや実務との乖離が生まれないよう、少し手間がかかりますが、日本語で説明をするように心がけをしています。
グローバル化、と言われますが、僕は日本人で、慣れ親しんだ日本語が一番イメージとのギャップを生まないので、意識のズレをなくしたり、方向性のズレ、をなくすことができるように思います。
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