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初心忘るべからず

こんにちは。ワカルク代表の石川です。

「1年目の頃の仕事への一生懸命さを忘れそうになっていて怖いんです。」

最近、ある若手の社会人の方と話していて、私はこの一言にドキッとしました。

私が新卒で求人広告の営業を始めた時、一番初めのお客様は学生時代にアルバイトをしていた飲食店の店長さんでした。
私が求人広告の営業になったということで、就職祝いの気持ちもあったのでしょう。アルバイト雑誌フロムエー(今は廃刊)の5万円の枠を発注してくれました。
わずか数行の求人広告ですが、何度も何度もキャッチコピーを考えて、電話番号は穴があくほど何度も確認し、ドキドキしながら掲載の日を待ちました。

「これでいいかな?」「お客様は喜んでくれるかな?」
そう思いながら、ドキドキしてやりとりした気持ちは、今でも忘れていません。

その後、先輩からのお客様を引き継いだり、大きな受注が増えていくたびに私は段々と忙しくなっていきました。

経験を積んで引き出しが増えたので、キャッチコピーをつくるのも、原稿確認も早くなっていきました。

「これでいいかな?」「お客様は喜んでくれるかな?」
という気持ちは、いつしか
「これでいっか」「お客様もきっとこう思ってくれるだろう」
に変わっていきました。


初心を忘れ、慢心もあったのでしょう。
電話番号をミスしたり、勤務条件を間違えたり。
ミスした原稿を手に取って青ざめて上司に報告したことを昨日のことのように思い出します。

是非の初心忘るべからず。
時々の初心忘るべからず。
老後の初心忘るべからず。
『花鏡』(世阿弥・著)

未熟だった時
年を重ねた時
年をとった時

いつでも未熟だった時の自分を忘れず、おごり高ぶらず、目の前のことに取り組んでいるか?

できることが増え、自分自身の成長に満足し、初心を忘れてしまっていないか?

十何歳も年下の若手の一言に、背筋を正してもらった気がします。


ワカルクも2期目に入り、やるべきこと、やりたいことが盛りだくさん。
私も創業時の初心を忘れず、慢心せず、お客様の事業推進パートナーとしての役割と、メンバーが働きやすい環境づくりに、一生懸命に、丁寧に取り組んでまいります!

※ワカルクでは、「ライフイベントの波を上手く乗りこなしながら世の中にも価値を発揮していきたい!」そんな成長意欲溢れる方を大募集しています!


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