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「俳句と言う凝縮した感覚 2」:毎日ショートエッセー:古い羅針盤122章

長谷川櫂氏。私の悪い癖で、WiKiを使った略歴調査を行った。高が俳人と侮った方が悪いのだが、東大卒、読売新聞勤務の経歴は半端ではない。若くして俳壇の世界に入った経緯は定かではないが、本文で散発される現代社会への厳しい視線は、その辺りにあるのかも。俳句や和歌と言った日本産まれ(漢詩もあるので、オリジナリティには異論があるだろうが、ひらがなカタカナといった日本語を主体とすると言った意味から)のツールを過去の史実として上手に活用し、時代の流れや文化意識の変化を追う(元々はそうした意識が無かったかもしれないが)姿勢は、一人の詩人と言うよりは文学者としての自負が有るのだろうと思ったりしている。「俳句と人間 (岩波新書 新赤版 」:長谷川櫂氏氏を引き続いて読んでいる。

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