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「人権が苦手の日本人には 1」毎日ショートエッセー:古い羅針盤128章

企業に勤めていると、必ず出くわす人権活動。その啓蒙活動の一環として行われる人権標語。これが苦手だった。選ぶ側に立つと、その良しあしを選定するのだが、必ず出てくるのは、「思い遣り」や「相手の立場にたって」とか、微句美麗が連なるからだ。でも、もう一つしっくり来ない。それは私が元来天邪鬼という事もあるが、それ以上に、種の保存からすれば、競争はその進化の源であり、且つ多様性こそが激しい環境変化に生き残る最善(確率論からすればの話)の方法だからだ。故に、思い遣ったりする必要も、相手の立場に立ってもいけない。まずは我が身、我が親族を守る事に注力すべきなのだ。とは言え、人間は社会に起きる生物ゆえに、それでは角が立つ。上図に社会が回らない。従って、共生のメカニズムが必要なのは、私でも理解出来る訳だ。「差別は思いやりでは解決しない ジェンダーやLGBTQから考える」:神谷悠一氏を読んでいる。

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