「地政学と社会保障」毎日ショートエッセー:古い羅針盤142章
以前、ファクトネスというベストセラーを紹介した際、筆者がスウェーデン人だったか、以前は貧困に喘ぐ小国であったとの事実を知った。多分、それがソ連という強国を目の前に、且つ、二回の世界大戦という悲劇も重なり、何よりも平和維持に四苦八苦していた国情があったはずだ。我が国も地政学上は大国、中国やロシアと面しているが、ラッキーな事に陸続きではなく、海という大きなバリケードが存在する。中国の台湾侵攻が意外にてこずりそうな塩梅であると同様に、その昔モンゴル帝国でされ、倭の国の侵略には失敗しているのも、深くて暗い大海のお陰なのである。「北欧、幸福の安全保障 スウェーデン・フィンランドの選択」:近藤浩一氏を読んでいる。
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