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冴木彼方
2019年5月3日 17:01
一緒に暮らしていた昔の彼が、部屋に残していった大量の空き缶。出て行った彼はモノを捨てられない人で、捨てられたくない人でした。物が多く雑多な部屋から減ったのは彼のみで、大量のよく分からないものと私は置き去りで、息の白い12月の年末を迎えようとしていたのです。私はこのまま置き去りにされるのが嫌で、部屋のモノを全て捨ててやろうと、彼の気配の残るすべてを捨ててやろうと、沢山のこべりついた想い出をゴミ