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『例えば、顔の見えない恋から始まる』
4月中旬に演劇シナリオで上演予定あります。
無料公開、著作権は七種夏生にあるので4月下旬以降、商業利用可能です。
改稿も承りますので、お気軽にご連絡ください。
映像シナリオ
演劇シナリオ
小説
試し読み(小説バージョン)
* * *
「元カレに連絡したい内容を、俺に送って来い」
彼氏と別れて一ヶ月、会社の先輩が言った。
返信が来ないと泣く私に、そいつにはもう送るな、と。
*
その日の夜、先輩へメッセージを送った。
『好き』って、それだけ。
たった一言のメッセージは先輩へ、じゃない。彼氏へ送るはずだった言葉。
少しだけ悩んで送信ボタンを押した。何か言われたら指が当たったことにしよう、間違えましたって送れば……
なんて考えている間に既読が付き、すぐ後にメッセージが入った。
先輩:わかった
それだけ、たった一言。
翌日出社したら「正解」と言われた。
「昨日みたいな感じでいい、俺を頼ればいいから」
温かい缶コーヒーを私のデスクに置いた先輩の視線はどこか遠く、目は合わなかった。
* * *
続きは上記の各サイトから!
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