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私がZealsの組織づくりでやりたいとぼんやり思っていること【スタートアップの女性リーダーの備忘録】

こんにちは、俵谷です。Zealsというスタートアップで働く女性リーダーです。先日弊社にジョインしてきた新卒の子たちに対して伝えたいことをまとめる目的でnoteを始めました。

ただ、今回はただの備忘録です。最近自分がぼんやり考えていて大事にしたいなと思うことがあって、それを整理したいなと思ったのと、大事にしたいと思っているものの直近すぐに何らかの施策として実行するかどうかわからない&すぐに忘れてしまうので一旦noteにまとめようと思って、書き出しています。

施策の類は一切入っていないし、全くもってスキルアップのためになる何かとかではありません。なので完全に自分のためではありますが、世の中にきっとこういうことを考えて仕事に向き合おうとしている人もいると思うので、そういう同志に対して仲間がいるよと伝えたいなと身勝手に思い、noteに投稿するという手段を取りました。

純粋な気持ちでこれから書くことを考えて、いつどういう形で実現するかはわからないものの本気で思っている事柄ではあります。
純粋な気持ちを突き通すことって、すごく難しいと思います。揶揄する側にいる方が楽だから、揶揄してくる人たちってたくさんいます。そういうのに屈しないのって大変だなと思います。だから、純粋な気持ちを持っている人を支えたいなーって、常々思っています。だからnoteにしました。書いていきます。

成長するって苦しい

私は2021年4月現在、組織づくりに携わっています。携わらせてもらっている理由は色々あるんですが、私はこの組織開発領域に興味があるし、Zealsという会社組織の良いところを伸ばしながら大きくしていきたい、そのためのケイパビリティを作りたい気持ちがもともとあったので、難しいですがやりがいを感じています。組織づくりと平坦な言葉を使わせてもらっていますが、今特にやっているのは育成制度設計やキャリアパス設計などで、これに文化形成や採用の観点も絡めながら進めている感じです。

そういう背景があって、育成について思い入れを持っていたりするんですが、ありがたいことに最近新卒の子たちと話をする機会がちょくちょくあって、彼らの成長意欲や熱量に感化されています。そして同時に、真剣であるがゆえに不安を抱いている様子もひしひしと感じています。いよいよ社会人となって仕事をして価値を発揮していくぞと意気込んで働き始めてみたものの、一人前になるまでに覚えないといけないこととかできないといけないこととかが想像以上に膨大で、「先輩方に追いつくにはどれほどの努力が必要なのだろう...」と、例えばそういう風に思ってしまいます。

そういうとき、「最初はそんなもんだよ」と言うに終始することが多いように感じるのですが、この"不安"という感情自体は別に最初じゃなくてもあると思います。特にスタートアップやベンチャーは、事業や経営次第で必要になってくる役割が絶えず変化し、正直将来的な見通しが不明瞭であることが多いと思います。いかようにもなる可能性があるのでそこが良いところでもあるんですが、見通しが立たないというのはどうしても不安なものだと思います。
実際、私もいつも不安です。正直なところ、私は社会人経験4年間で、インサイドセールス、広告営業、コミュニケーションデザイナー、事業立ち上げ、チーム立ち上げ、1~30名マネジメント、育成、オペレーション、採用等々恐らく幅広めに色々やってきた方で、何かこれといって突き詰めた特定の経験・スキルがあるかと言われると自信を持ちきれなかったりします。密度濃く過ごしてきた自負はありますが、実力は別の話だと思いますし自信がありません。

また、成長とは「できないことができるようになること」で、何か自分にとって新しいチャレンジをした時に副産物的に生まれるものだと個人的には思っているのですが、この「新しいチャレンジ」に挑むというのはいつも負荷が大きいものだと思います。それは、できた時の景色にワクワクすると同時に、失敗した時の恐怖を想定してしまうからです。これも、別に新卒だろうと誰だろうと、いつも感じることなのではないかと思います。特に、真剣であればあるほどそうなると思います。そういうリスクを取ってチャレンジすることは、本当に負荷がかかると思います。

もちろん、何か新しいことが実際にできるようになって、それでまた新しい挑戦ができるようになる、そういうサイクルを踏むことができると楽しい気持ちにもなります。が、不安がゼロにはなる訳ではないんじゃないかと思います。普段はポジティブに捉えて頑張っていても、ふと振り返ると不安になったりもします。

こんな感じで、会社そして社会に貢献していきたい、価値を発揮していきたい、あるいは自分が目指す人物像になりたい、そのために成長したいと思うものの、「できるようになるのだろうか」「できなかったらどうしよう」など、常に不安もセットで日々業務と向き合わないとならなく、真剣であればあるほど、皆不安を抱えて毎日頑張り続けるものだなぁと感じます。(+そもそもどういう人物像を目指すのかでも悩みます)

だからこそ、支え合う

そういう感じで、不安を抱えてしまうことは当たり前だと思うので、それを感じないようにする努力や否定するようなことはせずに、まずそれを認めて受容することが大事かなと思います。そしてお互いにそういう認識をし合って、怖いけど一緒に頑張っていこうと、そういう風に励まし合うことが大切なのかなと思います。
だからきっと、「最初はそんなもんだよ」ではなくて、「不安に思っちゃうよね。一人前になるまでに道のり果てしないなと感じるよね。私もそうだったし、実は今は今で不安なんだ。きっとみんな不安だと思う。けどそう思うのは健全なことだと思うし、本当に辛くなったら泣いてもいいし、私もいつでも話聞くしパーっと飲みに行ったりしよう。そういう風に一つ一つ乗り越えて、新しい景色を一緒に見よう。」と、こんな感じに言えたら良いのかなと思います。

なぜ支え合うことが大事だと思っているかというと、自分が認められない孤独はすごく辛く、自分の志の炎が消えてしまうような、そういう感覚になってしまうと思っているからです。
私の話を例に出すのですが、私は社会人になる前から、自分の志を掲げて努力してきた経験がいくつかあります。その時、自分の頑張っている姿を馬鹿にしてくる人がいました。そんなに頑張っちゃって馬鹿みたい、などと言われたり、からかわれたりしました。きっと言ってきた人たちは何の気なしに言ったのだと思いますが、当時私は相当傷つきました。人に害を及ぼしたり社会に悪影響を与える何かをしたいという志なわけではないのに、なぜ馬鹿にされないといけないのかと憤りを感じ、ひどく悲しくなりました。心がぎゅっとなって、まさに志の炎が風で揺れるように不安定になりました。
でもその時、同時に私のことを応援してくれる友人たちや、一緒に活動する仲間がいました。私の悲しかったことを聞いて受け入れてくれて、共感してくれて、気にせず頑張ろうと言ってくれました。それですぐに立ち直ることができて、志の炎を絶やさず頑張り続けることができました。
もしあの時に励ましてくれる人たちがいなかったら、私は折れてしまっていたかもしれないと思っています。本当に人に恵まれているなと思うと同時に、「もし周りに受け入れる人がいないとしたら、せっかく素敵な志を持った人もそれをなくしてしまうのではないか」と思うようになりました。(実はこれがZealsのビジョンに共感しジョインした理由でもあります)もし志を失ってその後の成果を成し遂げられていなかったらと思うと、今の私とは全く違う人格だと思いますし、ゾッとします。

やりたいのは、「支え合って一人一人の志の炎を絶やさず皆で成長していく」、そういう組織づくり

Zealsは今後もどんどん色々なチャレンジを仕掛けて、大きな事を成し遂げられるような会社を目指して努力を続けます。それは組織としての成長が必要不可欠で、だからZealsの仲間たちは皆、成長痛や不安を抱えて日々励むことになると思っています。ジョインしてくる仲間たちはビジョンや会社に価値観にそれぞれの解釈と思いを添えて入ってきます。

私がやりたいのは、その志の炎を絶やさず、むしろ大きくして、皆で支え合って一つ一つのチャレンジを乗り越え続けて大きく成長していく、そういう流れを促進できるような組織づくりです。具体的にどうやってやるのかとか、いつやるのかとか、そういうのはまだまだこれからですが、Zealsにいる一員としてこの志を持って、まずは自分の身の回りから向き合っていきたいなと思っています。

Zealsの仲間は皆、本当に純粋な人ばかりです。そして、頑張ることを誰も馬鹿にしない風土です。すごく素敵だと思います。だからこれを維持すると共に更にパワーアップできるように仕掛けていきたいなと思ってます。

以上、備忘録でした!お読みくださりありがとうございました。

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