自分の性別を決められるのは自分だけ(睦月紗江の独り言)
私の性別は身体的特徴・性自認ともに女性です。
ただし、いわゆる「女性らしい」性格ではないとよくいわれます。
男子がはまるようなアニメが好き・話し言葉が時折男っぽい・仕草が男っぽいなどは、言われたことがあるセリフです。
私自身その自覚はありますし、まあ確かにかわいいものよりかっこいいもののほうに惹かれる傾向があります。
では、なぜ自分が女性だと言い切れるのか。
答えは単純で「私がそう思っているから」です。
私は世間でいう男子っぽいことが好きだし、服もスカートはあんまり履きたくないし、気の合う男友達も結構います。
しかし、自認が男子だなあと感じたことはありません。
あくまで自分は女性だと認識したうえで、今まで生きています。
そもそも、女性・男性を決める要素とはなんでしょうか。
生物学的なことを除けば、かなりあやふやだと思います。
徐々に女性らしさ・男性らしさの境界線がなくなってきています。
最近は特に、女性ものの服をおしゃれとして着用する男性もいるし、逆もまた然りです。
私はメンズの服もレディースの服もあまり気にせず着ます。
気に入ったものがあれば買う、というスタンスなので。
服だけでなく、交友関係も性別は気にしません。
では、私は無性別なのでしょうか。
答えは否です。
理由は最初に述べたように「私が自分のことを女性だと思っているから」以外にはあげられません。
性自認とは本来そういうものだと思います。
身体がどちらであるかを別にして、自分がどう思うか。
まさしく「自らが認めるもの」こそが、性自認です。
たとえ男っぽい話し方をしようが、スカートが嫌いだろうが、自分が女性だと思えば性自認は女性になります。
LGBTなどの言葉が浸透するようになり、カミングアウトする人も増えました。
その影響か、知人に聞かれたことがあります。
「あなたは女の子でいることが嫌なの?」
これは、私が男性が好むようなことをよくしているなど、普段の言動や服の傾向などからそう判断されたのだと思います。
しかし、これはある種性自認への偏見があるのではないでしょうか。
「こういう行動をしているから、この人は心は男性に違いない」
「体は男性だけど、スカートや女性ものの服をよく来ているから心は女性だ」
本人に聞いたわけでもなく判断をする人もいますが、性自認を決めつけられてしまうと決めつけられた側は正直窮屈です。
私自身、それで変な気の使われ方をして疲れた経験があります。
別に男性でもスカートをはいたっていいし、女性でもかっこいい機械や武器にあこがれてもいいんです。
何が好きだろうと、性別を決めるのは自分なのですから。
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