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入社時に教えてもらい、今でも大事にしている広報の心構えと気遣いのメモ📝 #PRLT

この記事は、「PRLT(Lightning Text) Advent Calendar 2021」の12/22分として書いた記事です。

私がオトバンクに新卒で入社したのは、2015年。
広報に配属されたものの、そもそもビジネスにおける人とのコミュニケーションもあまりわからない状態でした。そんな中、当時広報の先輩だった中川さん(a.k.a まみこさん)は、記者の方から社内のメンバーとのコミュニケーションまで、一つ一つフォローしてアドバイスをくださいました。

私はすぐに忘れてしまうので当時の教えもメモに残しており、入社から(ピー)年経った今でも繰り返し見返しています。広報だけにも限らない大事な心構えと気遣いが詰まっていると思うので、この #PRLT アドベントカレンダーの機会に改めて残します。

(田口ランディさんが娘さんに贈った言葉をまとめた『「ありがとう」がエンドレス』という本が好きなので、その辺りも意識……)

📝仕事をする上でのメンバーへの気遣い

・自分が全体把握する役割で、ほかの人のステイタスが気になる際には進捗確認をこまめにさらっと行う

入社してすぐでも、社長や会長にどんどん「これどうなっていますか?」と連絡を入れる必要があり躊躇していた時にもらったアドバイス。特に広報は、人にお願いしなくてはいけないことばかりだと思います。当時は目上の人に「せっつき」連絡ができなかったけど、恐れるよりもサラッと確認したほうがみんなのためだよというアドバイスをいただいた。おかげで、それから恐れがないです。

自分が全体把握しないとで、他の人の待ちステイタスだけど進んでるか不安な案件の進捗確認も、こんな感じでぱぱっとせっつくと進めやすくなると思います!(社内の〇〇さんへのせっつき等)
中川さんの言葉

・何かを依頼するときには「いつまで」にしてほしいのかも一緒に伝える

いつまでにしてほしいのかを伝えないと、どうしても後回しにされてしまうし不親切。いつまでにほしいのかを明確に伝える。

みんな他にもやることあって、期限設けないとどうしてもあとでいいやになっちゃうので、必ず設けるようお願いします~♪ 
中川さんの言葉

・完成できなくても早めに共有する

当時、資料を一つ作るのでも人苦労。最後まで完成しきれていなかったとしても、その旨とともに早めに共有を行う。そして、やれていない部分はいつまでにできそうか、もしくは助けが必要なのか等も一緒に状況を共有する。

・文末を意識して、相手に何をしてほしいのかを伝える

文末によって相手のアクションが異なるので、意識して使い分ける。
(例)
「はい」「いいえ」で回答してほしい時→「~することは可能でしょうか」
タスクをお願いしたい時→「~をお願いします。できない場合はお申し付けください」 

・担当者が状況を把握して報告、その上で今後どうする方針か考えを共有する

意思決定者の意見を待つのが美学だと思っていた当時。意思決定権が自分ではないとしても、情報共有や確認は必ず自分が率先して行って前に進めるべしというアドバイスでした。

・「やるかやらないか→やるならいつまでにやる必要があるのか」を早めに決めてあとは動ける状態にする

やる意味があればやる、やる意味がなければやらないをコストを天秤にかけて早めに判断。判断したらあとは動くだけだよ!という背中を押してくれた言葉。

📝社外の方(主にメディアの方)への連絡

・口語体になりがちだけど、句読点を適切に入れる、助詞を省かないということを意識してきちんとした文章を心がける

「媒体の方は言葉のプロなので。」という言葉に、ハッとさせられました。

どうしても口語的になりがちなので、句読点を適切に入れる、助詞を省かない、は意識したらいいかな。句読点がないと読んでいても言葉が滑っちゃうし、媒体の方は言葉のプロなので。
中川さんの言葉

・何かを相手に依頼する場合、相手に次にとってほしいアクションを具体的に指定する

ただ連絡しました、だけではなくて相手の判断の負荷を下げるべく、何をお願いしたいのかきちんと明記するように。

連絡を見た記者さんの具体的なアクションを指定した方がいいと思う。
来られる場合はいつまでに返事がほしいのか、その場合誰に連絡すればいいのか。
中川さんの言葉


・情報提供でアポ取りをしたい際のメールでは、「会っても良いなと思える」理由を必ず入れる

当初は「これを情報提供したいです!」と伝えるので必死でしたが、そうではなくて相手の方が「会ってもいい」と思えるような理由をきちんと付随させるのは忘れずに。

面識あって堅すぎるのもあれなので、名乗り方などは少し省略しています。
ポイントとしては、今回はできれば会って相談したいので、
・会いたいこと
・会ってもいいかなと思えるような理由
を記載するようにしています。
中川さんの言葉

📝PRする上での心構え

・「PRはタイミングが命」!瞬間風速がとても重要。

「特にオンラインの場合、記事等出たとき、その日、出て数時間にどれだけ見られるかで、例えばその媒体の中でどれだけ上位に出してもらえるかに影響したりします。同じ媒体に出るのでも、ただオンラインに出ているだけでは意味がなくて、目立つ場所に出てなんぼです。Googleでどれだけ上に表示されるかもそう。はてブなんかも、瞬間風速がとても大事。一気に増えれば一気に見られてその後も継続的に見られるし、その時見られなければその後告知等しても泣かず飛ばず・・・」

「盛り上がりを率先して生み出すのも、その重要性を社内に共有するのも広報の役目かと思っています。うまくいってトップに載るなどしたら、またそれも報告して追加ニュースとして共有。などして、社内外に向けてとにかく盛り上がってるというのをガンガン伝えましょう!」

「そのために、いつ出るかを時間ベースで把握しておくことはとても大事で、そのタイミングで確認することも大事。そこでもし間違いがあったらすぐに修正を依頼することも大事。そのあたりは反射神経が要求されると思います。」
中川さんの言葉

📝プレスリリースをつくる上での心構え

・タイトルは、声に出して読んだときにシンプルでわかりやすいかを考える
・よりベターな言葉を選んでリリースなどをつくる

「オーディオブック」という言葉が世に出て検索される方がFeBe(当時のサービス名)にとっていいと思ったので、「オーディオコンテンツ」はオーディオブックに修正
中川さんの言葉

逆にいうと、「オーディオコンテンツ」がいい時もある。その時の伝えたいことや状況に合わせてキーワードを選ぶ。

・「自分ならこの書き方であれば1人でも説明できる」というものにする

情報をかき集めてプレスリリースを書いているだけだと、いざ説明しようとしたときに意外とわからない部分などが出てくる。その1枚で自分1人で説明ができる内容にまで仕上げる。

・記者の人が見たときに、ポジティブな未来が見えるような書き方にする

「今」だけを見せるのではなく、未来が期待できるこれからの内容を盛り込む。

🐯気持ちがいいコミュニケーションも重要な「スキル」

中川さんは、私がインターンで入社した当時から、変わらずとても気持ちがいいコミュニケーションをされる方でした(偉そうな表現ですみません、でも本当にそうなのです)。

相手が常に動きやすいようにサポートしながら、実現したいものを形にしていく。いわゆる「スキル」本にはないような、見えない心配りをたくさんされていました。

私はそのあたりいまだにまだまだですが、2022年は
・怯えずにもっとやりたいことを形にする
・気持ちのいいコミュニケーションを忘れない
の両立を目指した1年にしたいなと思っています。

そして、今もPRチームで色んなことを学んでいる最中なので新たな学びはまた後日。。

ご精読ありがとうございました!

🐯

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