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【気になった新聞記事】企業に温かい食事届けます 「出張型社員食堂」北海道内でじわり拡大

北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。

北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。

先日の北海道新聞に、「企業に温かい食事届けます 「出張型社員食堂」北海道内でじわり拡大」という記事がありました。

企業に温かい食事届けます 「出張型社員食堂」北海道内でじわり拡大

出張型社員食堂の現状

北の達人コーポレーションが提供している「出張型社員食堂」は、週3回、毎回140食を専門業者が届けるサービスです。

この記事によれば、企業に厨房や食堂がない場合でも、従業員に温かい食事を提供できるこのサービスは、導入費用がゼロであることが大きな魅力です。

特に、外食費が高騰している中で、企業側にとっては従業員の福利厚生としての役割も果たしています。

岡村さんという従業員の例では、社内会議室で6種類のおかずを楽しんでいる様子が紹介されています。

これにより、従業員は自分の好みに合わせて食事を楽しむことができます。

北の達人コーポレーションは、Harapeco(はらぺこ)という会社と提携しており、このサービスを無料で従業員に提供しています。

サービスの仕組み

はらぺこは自社の厨房でおかずを調理し、プラスチック容器に盛り付けます。

それを炊飯器とみそ汁の入った保温鍋と共に企業に運び込む仕組みです。

従業員は自分でご飯とみそ汁をよそい、おかずを受け取って食事を楽しみます。

また、食後は食器を戻すと、はらぺこが回収します。

市場の動向と課題

厚生労働省のデータによると、全国の特定給食施設は2018年度末に5495カ所から2022年度末には4948施設に減少しています。

コロナ禍も影響し、従来型の社員食堂が廃止されるケースが増えています。

これに対して、はらぺこは従来型の社食運営から一部撤退し、2020年から出張型を開始しました。

現在は1日250食を提供しています。

出張型社食の需要は高まっているものの、注文数が少なく採算を確保するのが難しいという課題があります。

そのため、はらぺこは複数の企業が共同で利用する「シェア社食」を提案し、これを導入することでコストを抑える方法を模索しています。

恵庭市の配食サービス業「いちえ」も出張型社食を提供しており、現在は札幌、千歳、苫小牧の4社に1日あたり計140~150食を提供しています。

同社も「最近は人材確保のために食事提供を考える企業が増えており、問い合わせが多くなっている」とのことです。

感想など

出張型社員食堂の拡大は、企業の福利厚生の充実を通じて従業員満足度の向上に寄与することが期待されます。

また、人材確保の手段としても有効であり、競争の激しい労働市場において企業の魅力を高める要素となるでしょう。

しかし、採算確保の難しさは依然として大きな課題であり、シェア社食のような新しいビジネスモデルの導入が鍵となります。

このような動向を踏まえ、企業は柔軟なアプローチで福利厚生を見直し、従業員のニーズに応えることが重要です。

出張型社員食堂がさらに普及することで、北海道内の企業がより働きやすい環境を提供し、地域経済の発展に寄与することを期待します。

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