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心地よいインナーの話①ウールインナーという無双について、夏

初夏から初秋までのインナーに何を着るか。

とりあえず、B.C.エアリズム(旧サラファイン以前)時代には、手近なところ(主にMUJI)に売っているコットン100%か、少しナイロンが入っているフライス生地のものを着ていたような気がする。
エアリズム生誕が革命すぎて、もはや記憶も朧げだ。

エアリズム以前を紀元前(B.C.=Befrore Christ)と呼称してしまうほど、どっぷり浸かっている時代が長かったが、登山の趣味ができた2017年あたりを境に、ある天然繊維の性能とその機能性を知ることになる。

エアリズムをはじめとした各社の速乾素材は、スポーツなど体を動かすシーンで特に有能だと思っていた。
初めのほうは、ユニクロやGUで登山用インナーを取り揃えていたものだ。

ある日、登山を終えて日帰り湯に立ち寄った際、
それまで何度も着用していたエアリズムインナーがすこしにおった。ショックだった。

なにか新しい機能性インナーを…と山用品をいろいろ調べていると、メリノウールなる素材が、「冬暖かく夏は涼しく、肌がチクチクせず、臭いがのこらない」という。

ウールは羊毛から採られる天然繊維で、もともと吸放湿性に優れているという。吸放湿性に優れているゆえ、体温調節に適しており、臭いも残りづらいということらしい。なかでもメリノウールを使用しているものは、肌触りがやわらかなことが特徴ということだ。さらに、ポリエステル等を主成分とした混紡化学繊維に比べ、肌や環境への影響も少ないとのこと。

しかし、ウールのニットはただでさえ肌がチクチクするものが多いので、直に肌に触れるインナーとあれば、実際に触って見ないことにはわからない。

すぐにネットで有名どころの商品を比較し、
まずはちょっと高級な「icebreaker」の商品を触りに行った。
触り心地は、素直にとても良かった。しかし、とても良い素材を使用しているからこそ、購入するまでに少し勇気が居る。ノーマルなTシャツでも1万円前後かかるのだ。
悩んだ末、もう少しウーラー(ウールを愛用する者)レベルが上がったらにしよう、と店を出た。

次に、安心と信頼のmont-bellへ。
そこで見つけたのが、スーパーメリノウール ライトウエイトシャツ(9分袖/Uネック)。メリノウールに化繊が少し混紡されているためか、高品質なのに価格は4千円〜5千円程度。

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こちらは1番薄手のモデルだが、温度調節機能抜群で、汗臭くもならない。肌触りに関しても何の問題もない。まったく蒸れないし、サラリとしているが、冷たくもならず、とにかく丁度いい。

しかし盛夏を迎えたら、袖ありインナーではいられない…。
上記ブランドにはメリノウール素材のキャミソールやタンクトップがラインナップされていなかったので、改めて探してみた。

モノはすんなり見つかった。
なんと、MUJIにあったのだ。
近年のインナーラインナップの中では取り扱いが少ないラインのようなので、実店舗では気づかなかったが、
オンラインストアでタンクトップとフレンチスリーブインナーをぽちり。

(こちらは、タンクトップのブラック)

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肌に縫い目のないウールインナーシリーズは、なんと比較的安価だったmon-bell製品よりさらにコスパを発揮した、1990円!!(2020年4月当時)
色味がブラックと、生成とあったため、すぐに2枚買い足すほど、コスパが良かった。メリノウールではなくウール100%なので、安価なのかもしれない。それでも、メリノウールに負けず劣らずの品質だ。

今年もすでに、山へ行く日はおろか、春夏秋冬、毎日のようにウールのインナーを着用し、心地よく過ごしている。冬に愛用しているウールインナーや、ヒートテックを卒業した話についても、季節が来たら紹介したいと思う。
嗚呼、ウールって無双です…!!

(記事内の情報はすべて個人調べ・2021年6月20日現在のもの。紹介した商品は、オンラインや店頭で在庫が無い場合もあります。)

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