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朝に運動を行う習慣を忘れてしまった現代人は、これからの未来をどう生きていけるのか?


朝に運動するメリットは?


朝に運動を行うことには多くのメリットがあります。まず第一に、朝の運動は身体と心の健康を促進します。朝に運動をすることで、代謝が上がり、血液循環が促進されます。これによって、体内の老廃物が排出されやすくなり、健康的な体重維持や免疫力の向上につながります。また、朝の運動は心臓血管系を強化し、心臓病や高血圧などのリスクを低減する効果があります。

さらに、朝の運動は日中の活動や集中力にもプラスの影響を与えます。朝の運動を行うことで、脳内の血流が増加し、集中力や認知機能が向上します。また、運動によって脳内で分泌されるエンドルフィンやセロトニンといったホルモンがストレスを軽減し、気分をリフレッシュさせる効果もあります。これによって、朝からポジティブな気持ちで1日をスタートすることができます。

さらに、朝の運動は日常生活におけるルーティンや習慣形成にも役立ちます。朝の運動を継続することで、自己管理能力や意志力が高まり、健康的な生活習慣を築くことができます。また、朝の運動は睡眠リズムを整え、朝起きたときの眠気を解消し、よりスッキリとした目覚めをもたらします。

さらに、朝の運動は社会的な面でもメリットがあります。例えば、朝のジョギングやウォーキングは地域のコミュニティ活動に参加する機会を提供し、新しい友人や知り合いとの交流を促進します。また、朝の運動は仕事や学校への移動手段としても利用できるため、交通渋滞やストレスを避けることができます。

朝の運動習慣を作るための方法

まずは以下のステップを試してみてください。

目標を設定する
朝の運動を習慣化するためには、具体的な目標を設定しましょう。例えば、週に何日運動するか、どの時間帯に運動するか、どのくらいの距離を走るかなど、明確な目標を立てます。

スケジュールを立てる
毎日同じ時間に運動することで、習慣化しやすくなります。朝起きた直後や仕事や学校の前に運動する時間を決めて、日々のスケジュールに組み込みましょう。

準備を整える
運動する服装や道具を前の晩に準備しておくと、朝の運動をするハードルが下がります。また、運動後に着替える服やシャワーを浴びる場所も整えておくと便利です。

楽しい活動を選ぶ
朝の運動が苦痛にならないように、自分が楽しめる活動を選びましょう。ジョギングやウォーキング、ヨガ、サイクリングなど、自分に合った運動を見つけてみてください。

習慣化のための報酬を設定する
運動後に自分へのご褒美を用意することで、運動習慣を続けやすくなります。例えば、好きな食べ物や飲み物を楽しむ、朝のコーヒータイムを設けるなど、自分への小さなご褒美を用意しましょう。

継続するためのサポートを得る
家族や友人と一緒に運動することで、モチベーションを維持しやすくなります。また、運動の進捗や成果をSNSなどで共有することで、自分を追い込むことができます。

これらの方法を試してみて、朝の運動習慣を身につけてみてください。初めは少しずつ始めて、徐々に慣れていくことが大切です。

運動を習慣にできないのは?

さて、我々現代人が運動を習慣にできない理由が、そもそも運動(トレーニング)をする為に作られた身体ではないからという話があります。祖先である縄文時代の人々は、狩猟や採集などの生活活動を通じて日常的に運動していました。縄文人の運動は、主に以下の内容に分類されるのではないでしょうか?

狩猟縄文時代の人々は、狩猟を通じて食料を得ていました。獲物を追いかけたり、矢を射たりするなど、狩猟は体力を要する活動でした。

採集
縄文時代の人々は、食料を求めて山や川辺などで植物や貝類、昆虫などを採集していました。採集活動もまた、歩行や身体を動かすことが含まれています。

農耕
縄文時代後期には農耕が始まりました。農耕は土地を耕し、種をまくなどの作業を行うことで、体力を使う活動でした。

手工業
縄文時代の人々は、土器や石器、木工品などを作るための手工業に従事していました。これらの作業も体を動かす活動であり、運動量がかなり多かったと考えられています。


これらの活動は、縄文時代の人々が日常的に行っていた運動の一部です。彼らの生活は自然に密接に結びついており、運動はその一環として自然な形で行われていました。

歩くということ

我々がいわゆる運動しましょう!と言われる中でやることの一つであるウォーキングは、縄文時代に直立二足歩行が始まった所から遡る必要があるのでは?と思いまとめてみました。

直立二足歩行は、主に進化の過程や環境の変化に関連しています。直立二足歩行は、人類が他の霊長類から進化してきた過程で獲得した特徴の一つです。

環境の変化
縄文時代には氷河期が終わり、気候や環境が大きく変化しました。これにより、森林や草原などの広い範囲を歩き回る必要が生じ、四つん這いでは効率的な移動が難しくなりました。直立二足歩行は、地面を効率的に移動するための適応として進化したと考えられます。

手の利用
直立二足歩行をすることで、前肢が手として利用されるようになりました。これにより、道具の使用や物の運搬などが可能になり、文化や技術の発展に寄与しました。

視界の拡大
直立二足歩行により、目の高さが高くなり、遠くの物をよりよく見ることができるようになりました。これは狩猟や採集などの生活活動において、獲物や食料を見つけるための利点となりました。


直立二足歩行を選んだ縄文人

縄文人が直立二足歩行を始めた理由は、これらの進化的な要因や環境の変化に関連しており、その結果、人類の生活や文化が大きく変化しました。

そう、全ては環境の変化なのです。

また、現代人と縄文人の骨格や筋肉にはいくつかの違いがありますが、これは進化や生活環境の変化によるものです。

体格の違い
縄文人は現代の日本人よりも平均的に身長が低く、体格もがっしりとしている傾向があります。これは、縄文時代の食生活や生活環境によって形成されたものであり、現代の日本人とは異なる体型が見られます。

筋肉の発達
縄文人は主に狩猟や採集、農耕などの活動を通じて生活していました。そのため、特定の筋肉群が発達している可能性があります。一方、現代人は座っている時間が長い傾向があり、特定の筋肉をあまり使わないことがあります。

骨の形状
縄文人の骨は、進化の過程や生活環境に適応した形状をしている可能性があります。例えば、足や脚の骨は歩行や走行に適した形状をしていると考えられます。

歯の状態
縄文時代の食生活は主に食物摂取に歯を使うことが多かったため、歯の摩耗が比較的多いと考えられます。一方、現代人は食生活が多様化しており、歯の摩耗が異なる場合があります。

現代人と縄文人の身体の使い方にはいくつかの違いがあります。これらの違いは、主に生活環境や文化的な要因によって引き起こされているということがわかりますよね。

縄文人と現代人

1万年以上前から我々のフォルムはほぼ変わっていないはずなのに、環境が変わることで、筋肉や骨、カラダの見えない部分はかなり変わってきていることがわかります。次は縄文時代と現代社会の違いを探ってみました。

運動パターンの違い
縄文人は主に狩猟や採集、農耕などの活動を通じて生活していました。そのため、体を動かす機会が多く、全身の筋肉を均等に使うことが一般的でした。一方、現代人はデスクワークや長時間の座り作業が増えており、特定の筋肉を偏って使うことが多い傾向があります。

姿勢の違い
縄文人は自然の中での活動が多く、地面に座ったり、四つん這いになったりする姿勢が一般的でした。一方、現代人は椅子やデスクなどの人工的な環境での作業が主流であり、座ったり立ったりする姿勢が多いです。

道具の使用
縄文人は石器や木器などの道具を使って生活していました。これらの道具を使うことで、特定の筋肉を使うことが増え、また手や腕の器用さも求められました。一方、現代人は主に機械やテクノロジーを使った作業が増えており、手の使い方が異なる場合があります。

運動量の違い
縄文人は日常的に運動量が多く、自然の中での活動が身体に与える負荷が大きかったです。一方、現代人は運動不足や過剰な座りが問題となることがあり、運動量が不足しがちです。


縄文人の肩甲骨から見えるもの


一番の違いは肩甲骨の動きにあります。現代人と縄文人の肩甲骨の使い方にはいくつかの違いがあります。これらの違いは、主に生活環境や日常の活動パターンによって引き起こされています。

狩猟と採集の影響
縄文人は狩猟や採集を通じて生活していたため、肩甲骨は広く使われていました。狩猟時には弓矢を引く動作や、採集時には物を持ち上げる動作など、肩甲骨が活発に動いていたと考えられます。

手工業と道具の使用
縄文人は石器や木器などの道具を使ってさまざまな作業を行っていました。これらの道具を扱う際にも肩甲骨が使われ、特定の筋肉が発達していた可能性があります。

姿勢の違い
縄文人は座ったり四つん這いになったりする姿勢が一般的でした。これにより、肩甲骨がさまざまな方向に動かされ、柔軟性や動きの幅が広がった可能性があります。

現代人はデスクワークや長時間の座り作業が増えており、肩甲骨をあまり動かさない傾向があります。特に、前かがみの姿勢で作業をすることが多いため、肩甲骨の動きが制限されることがあります。これらの違いにより、現代人と縄文人の肩甲骨の使い方には差異が見られます。

現代人と縄文人の肩甲骨の機能にはいくつかの違いがありますが、一般的な機能に大きな違いはありません。肩甲骨は、肩関節の動きを支え、腕の動きを可能にする役割を果たしています。そのため、基本的な機能や役割は両者で共通しています。

しかし、生活環境や日常の活動パターンの違いによって、肩甲骨の使用頻度や筋肉の発達には違いが見られる可能性があります。縄文人は狩猟や採集、手工業などの活動を通じて肩甲骨をより頻繁に使っていたため、特定の筋肉が発達していた可能性があります。一方、現代人はデスクワークや長時間の座り作業が増えており、肩甲骨をあまり動かさない傾向があるかもしれません。

肩甲骨の制限からくる悩み


肩甲骨の機能には個人差や生活環境の影響があることを考慮する必要がありますが、基本的な機能には大きな違いはないとされています。

この肩甲骨の動きが制限されていくことで、一番の弊害があるのことが、直立二足歩行への影響です。現代人と縄文人の歩き方にはいくつかの違いがあります。これらの違いは、主に生活環境や文化的背景によって引き起こされています。

歩幅と歩調
縄文人は広い範囲を移動する必要があったため、歩幅が広く歩調が速い傾向があります。一方、現代人は交通機関が発達しており、歩く必要が少ない場合が多いため、歩幅や歩調が縄文人よりも狭くゆっくりしていることがあります。

姿勢
縄文人は自然の中での活動が多かったため、姿勢が自然で直立していることが多いと考えられます。一方、現代人はデスクワークや長時間の座り作業が増えており、前かがみの姿勢が多い傾向があります。

足裏の接地
縄文人は自然の地形や様々な素材の上を歩くことが多かったため、足裏の接地が柔軟であった可能性があります。一方、現代人は舗装された道路やフラットな床の上を歩くことが多いため、足裏の接地が縄文人と比べて硬い傾向があります。

まとめ

一万年以上前から、同じフォルムをしていた私たちの祖先は、環境にあわせて進化をしてきました。姿形は同じでも、日々の行動が違う為にそもそものポテンシャルを引き出せないまま生きてしまっている私たち現代人は、思考を変えて運動をすることを取り入れていかなければ、環境にあわせてまた新たな進化を遂げるのか、はたまた退化をしてしまうのか?生活のスタイルが変わり、脳の活動が多くなる現代において身体を動かすことで脳をリフレッシュすることも必要です。時間は有限であり、生まれたら死ぬまでの時間が人生です。これからの私たちはいつか来る死に対して、最善の事前対応としてライフマネジメントをする必要があります。一年365日、52週しかないので、週一回の運動だと52回しかできません。年末年始やお盆を抜くと50回です。せめて週一回の運動を捻出していかないと日々老化していきます。人生100年時代、ゴールからの逆算をしてみてください。一万年以上前の私たちの祖先の想いを継承しましょう。

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