見出し画像

洗濯動線を見直して暮らしやすくするステップとは?<動線収納術③>

前の記事では、Aさん宅の洗濯物の動線見直しを紹介しました。今回は、実践編として、「タスカジ®研究所流 動線収納術」の進め方をご紹介しましょう。

Aさん宅の「タスカジ®研究所流 動線収納術」の洗濯動線導入事例の記事はこちら。

「タスカジ®研究所流 動線収納術」をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

洗濯動線の導入は3ステップ

「タスカジ®研究所流 動線収納術」で洗濯動線を見直す場合、以下の3ステップで進めます。

  • Step1 洗濯物をカテゴライズ

  • Step2 洗濯物の動きを見える化して動線を短くする

  • Step3 なにをどこに収納するのかを決める


では、詳しく説明しましょう。

Step1 洗濯物をカテゴライズする

洗濯物は、洗い方によってグループ分けします。
たとえば、乾燥機を使用する下着やTシャツは「インナー類」、室内干しをする上着やコートは「アウター類」という風にわけるといいでしょう。

Step2 洗濯物の動きを見える化し動線を短くする

自宅の間取り図をプリントアウトして、そこにStep1で決めたカテゴリごとに、洗濯物の動線を書き込みます。
「タスカジ®研究所流 」の場合、動線は、以下のように色分けするのをおすすめしています。

  • 服を脱いで洗濯機に入れる →赤

  • 洗濯→乾燥→収納 →青

  • 収納から着るまで →黄

事例に出てきたAさん宅で、動線を記入したものが以下になります。頭の中で考えているより、図に落とし込むと具体的な問題がわかりやすくなります。ここで洗濯物の動きに問題がないかどうかを確認し、より短い動線になるようにアイデアを出します。


このときのポイントは、動線変更と一緒に収納を移動させることです。
(増やすのではなく、移動させます)。

「ここに収納や一時保管場所が確保できると動線が短くなる」という場所がどこかを探し、そこに収納が移動できないか検討します。

家の形やライフスタイルによって、収納の移動には限界があるかもしれませんが、私の経験では以下のような方法を使うと、アイデアが広がりやすくなります。参考にしてください。

  • 収納棚の購入

  • 収納物の用途変更

  • 棚板の追加

  • 収納ケースを購入する

  • つっぱり棒を使う

Step3 なにをどこに収納するかを決める

収納のしかたは、できるだけシンプルに細かく決めます。
そして収納ケースでエリアを区切り、それぞれに何を入れるか決めたら、ラベルを貼って誰にでもわかるようにします。
ここで気をつけたいのは、1ケースに複数のものを入れないことです。収納ケースに入れるのは、ひとつの分類にした方が混乱しません。
もし決めるのが難しければ、以下を参考にしてください。

同時に、収納する量も決めます。量は洗濯から収納までに、どれくらいの時間がかかるかで変わります。

最初で、よくわからないときは、1週間分+α分として、各10枚づつ収納するのをおすすめします。そして、1週間に1回は、この洗濯の動線を一回りさせることを意識して運用しましょう。


動線を見直せば落ち着く空間ができる

この動線見直しのステップで、Aさん宅の場合、リビングがスッキリしました。
自宅がリラックスして過ごせる場所になれば、共働き世帯であっても、日々の暮らしは少し楽になると思いますよ。

我が家もできる?「タスカジ®研究所流 動線収納術」疑問に答えます。

Q1:洗面所の収納棚が奥が深くて使いづらく、すぐぐちゃぐちゃになります。どうしたらいいのでしょう?

A.奥行きがあり過ぎる棚の場合、幅が狭く奥行きのある収納ケースを、引き出して使うのがおすすめです。例えば以下のような製品がおすすめです。
ニトリ ソフトNインボックス よこ型ハーフ奥行ハーフ ホワイト
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8421415s/
ニトリ 整理ボックス クラネ ロータイプ奥行伸縮(ホワイト)
https://www.nitori-net.jp/ec/product/8511626s/

Q2:収納を見直しても続けられる気がしません。

A.家事動線を書き出し、無駄のあるところを改善し、収納を変更していくと、自然とかたづく家ができあがります。
自分のライフスタイルや性格にあわせた収納のしかたがありますので、ご相談ください。

Q3:アイデアが浮かばないので自分の家ではできそうにありません。

A.まずは今回の事例を真似して、同じような動線と収納方法にトライしてみてください。使っているうちに、アイデアが浮かぶ方もいらっしゃいます。

Q4:洗面所が狭く収納場所が作れません。

A.洗面所に収納棚が十分にないというお宅もあると思います。
その場合は、薄い収納棚の追加購入や、洗面所の近くに設置できないかを検討してみてください。

「タスカジ®研究所流 動線収納術」でスマートに洗濯をすませよう。

洗濯物の取り扱いが複雑だと、家事時間が無限に長くなります。ストレスもどんどん膨れ上がってしまいますよね。
「動線収納術」を取り入れれば、スマートに解決できます。

家事代行マッチングサービス「タスカジ®」は、家事の悩みを抱える方々を応援しています。この記事が快適な生活の実現に役立ちますように。

洗濯は、家事の中でも、最も大切な仕事のひとつです。洗濯物の取り扱いが複雑だと、家事時間が無限に長くなり、ストレスもどんどん膨れ上がってしまいますよね。

「タスカジ®研究所流 動線収納術」は、家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ®」が運営する「タスカジ®研究所」が、4,000人以上のハウスキーパーが持つ家事知見と、11万人以上のユーザー情報を基に、家のナカの行動様式を研究した成果です。

家のナカの混乱を解決するためのヒントがたくさん詰まっていますから、ぜひ参考にして家事を楽にしてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?