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本でファッション談義をする

今日は朝娘と話をしていた、テストの話でテストに採用された作家が、自分の作品の解釈がテストと違うと言う話をしていた。

「なんかさ、自分の作品がテストになったから、テストをしたら間違えたらしいよ。」

「解釈は人それぞれだけど、本人は違う気持ちで書いていたんだよね。」

うん、うん、と3人で頷きながら、次女と私の小説談義は続いている。

「小説ももっと良く知られている人のにすればいいのにね。」と私。

「それだと、読んでる人が多くて点が付けにくいんじゃない、大作家のは特にね。」

「川端康成とか有名だし素晴らしいとか思うけど、自然の表現は泉鏡花かな、正反対が三島由紀夫だよね、気持ちしか書いてない。」(トンデモナイ偏見かも知れない)

「夏目漱石も良いんだけど、チョット違うよね、結局のところは読んで貰いやすく書いていた感が強い。」

「うん、夏目漱石って日本製なんだけど、チョットお手頃な既製品って感じ。」(そうかなぁ)

何でもファッションに例える次女の事小説家もファッションに例える

「時代は違うけど安部公房とかは凄いよね、表現もストーリーも面白く読ませるから。」

「安部公房はオートクチュールじゃない、読む人は限られるよ、テストにも出てこないでしょ。」

「でもさ、あれだけ読まれているんだよ、オートクチュールじゃないでしょ。」

「テストで解釈が解れる時点でオートクチュールだよ。」

安部公房オートクチュール説を絶対に引っ込めない、最初に話していたのとは全く関係ない方向にねじ曲がっている。

「私は古いけど芥川龍之介が好きだよ、何だかどの本の表現方法も違う気がして。」

「そうだよねー、あれだけの物を誰でも分かるように落とし込んで行って、ブランドなんだけどプレタポルテなんだよ。」

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