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戦争は女を巻き込む

戦争は女性の顔をしていないと書いたのはロシアの人だったかと思うが、メタの最高責任者は女性は戦争をしないと言っていて、女性が率いる国2国間では戦争は絶対に起きないと言ったそうだ。

それはそれで一利あるのかも知れないが、実際には女性だからとか男性だからとかと言う性差で戦争が起きる、起きない、言いききれないんじゃ無いかな。

リーダーになった女性が侵略行為をしないとは言いきれないし、男性だから攻撃的とも思えない。

要は状況把握能力なのでしょうね、男でも女でも戦争に至る状況把握や国の構造、この時代の背景を考えていれば、出来ない選択肢しか無い。

全世界的な金融に興じて、それで国を作ってきた諸国に、自分の国だけで生きて行く術は少ししか残されていない。

欧米の文化を嫌っていても、その利便に身を置いてきた人々は、それが無くなるのを手をこまねいてみている事は無いだろう。

忘れてはならないのは、其処に人が居て、自分達と同じ様に生活していて、その生活を犯す権利は誰にも無いという事実。

逃げればいい、土地や金より命だろうというかも知れないが、何故蹂躙されて逃げ回らなければならないのか、私には解らない。

私が小学生の頃良くいじめられていた、何故虐められるのか、どうしたら辞めるのかは解らなかったけど、あちらにはあちらの言い分が有ったのだろう、死にたいと思ったのも度々だった。

ある意味生を脅かされていたのだ、死んでしまってもきっと誰も気にしないだろうと思うと、ここで踏ん張らなければ自分が無くなるんだと思って生きてきた。

人の命は何より大切な物で、その為には政権が変わってしまえばいいという人が居る、だけど生きているだけですべてを蹂躙されて、子供や孫も国を取られてしまうのを、当たり前なのだろうか。

政権が変われば一般の人が自由に生活できるのかと言えばそうでは無く、自由も自身の土地も財産も尊厳さえも失ってしまうのだろう。

人は尊厳も精神的支柱ももぎ取られて、違う場所で生きて行くのが良いのか、尊厳の為に命を懸けて戦うのか、少ない選択しに身を投じているのだろう。

環境破壊を考えるに戦争程環境を破壊するものは無い、これまでの戦争、侵略でそれは十分わかっている。

それでも戦うしか選択肢が無いのだろうと想像している。

私がその国の人間だったら、この年だし尊厳の為に戦うかも知れない、戦争は女の顔をしていないかもしれないが、戦争は女を巻き込むのだ。

それがどんなに嫌でも。

外から見てこうすればいい、ああすればいい、どっちが悪いと云うのはもう十分だ。

誰かが争いを止めて欲しい。

未だ祈りは足りないのかも知れない。


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