人の寝床は猫の物
猫は人間のベットを自分の物とする、我が家ではそれが当たり前に成っていて、アタリ前田のクラッカー(古ーいな)と言っている。
我が家の猫たちは猫用ベットには乗らない、乗るとしたら段ボールの箱になる。
Amazon箱とかが好きすぎて、アマゾンでAmazon箱に似た段ボールを買ってしまう位だ。
Amazonと書いてあるのが好きならば、猫がAmazonが好き説が浮上するが、Amazon箱でなくても喜んで段ボールに入るのだから、ただの段ボール好きなのかも知れない。
この猫たち、猫用のベットには目もくれない、子猫の時には用意したりもしたが、人間用のベット以外には入らなかった。
今は大きくなって感覚が違って入るかも知れない。
でもなー、入らなければ無駄になると思うと、結構高い猫用ベットには触手が動かない。
家の猫たちが好きなのは人間用のベット、シングルのベットの真ん中に、度でんと寝転がる。
ここは自分のベットなんだから、人間端で寝ろとばかりに真ん中を陣取る。
我が家のベットマットは、ここへきてすぐに買ったので約7年以上になる。
三女がベットで寝ると腰が痛くなると言い出して、そう言えば私もちょっと体が痛くなっている。
ベットマットの買い替え時期は解らないが、そろそろかも知れないと考えていた。
「もう布団にするわ。」三女が言い出した。
そうやな、布団の方が安いし、畳の部屋なら畳めば日中使えるし、良い事尽くめである。
「布団はダブルにするわ。」三女が言い出した。
「ダブルは大きすぎへん?」と言ってみると。
「猫がベットを占領するから、ダブルが欲しいと思っとったんよ。」と答えた。
確かになー、私もベットに乗ってきたら、身体痛なるしな、大きいのは良い、ダブルは大きいけど。
私は部屋の都合上シングルに、三女はダブルの布団で寝る。
ダブルにした割には猫が来ないので、「猫来んわ、布団は嫌なんかな。」最初はそう言っていた。
それが数日たつと、慣れたのか2匹で布団の取り合いになってきた、布団を引くと『待っとったで』の顔をしてどっちかが布団の真ん中に居るのだ。
そうかー、どっちにしろ真ん中に居ったら大変やな、眠れへん。
「結局、ダブルでも寝にくいわ、シングルよりはましやけど。」ぶつぶつ言いながらも、我が家は猫の天国なので、人間の方が小さくなって眠っている。
私の部屋にも時々来るが、足の上に乗って真ん中に陣取って寝ている。
やはりここは猫の物なのだったのだな、再認識している。