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お菓子とビール /モーム

英ガーディアン紙必読小説1000冊リストから。

名著は沢山あれども、中々自分で選ぶのが難しいので、こちらのリストの中からよく選ぶようにしています^^まだ38冊目ですが、今の所ハズレ無しというか、名著と言われるだけあるなぁ・・・と思う作品ばかりでした。

ジャンル分けしてくださっているので、選びやすい。死ぬまでに1000冊本気で読みたい・・・。


「お菓子とビール」はモームが自作の中で一番好きだと言っている作品だそうです。

私はこの作品を読んでとても好きになりました。

亡くなった大作家の伝記執筆を依頼された友人作家から、文豪の無名時代の情報提供を依頼されるところから話が始まる。

語り手の作家がその最初の妻ロウジーと過ごした日々を回想する。ロウジーの描かれ方が素敵です♡


ロウジーは性に奔放で無節操だけれど、それは彼女の優しさであり、誠実さであり、情が深いのだと。

そんな彼女は周りの男たちみんなを虜にする。

私はロウジーのような人を知っています。

亡き文豪と周りへの皮肉を込めた語り口、全体に心地よさが漂っていて良かった。

最後にロウジーが語るセリフが、彼女らしい理由で素敵だと思った。

手元に置いておきたい1冊かな。

ガーディアン38冊目/1000



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