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価値観の合わない部下とのコミュニケーションがストレスです


おはようございます。
〜俯瞰体験がもたらす自由〜
小川幸子です。



以前公開したこちらのコラム↓

「断れなくて後悔ばかり…」優しすぎる営業マンに起きていた本当のこととは?|小川幸子 (note.com)

で事例をご紹介した30代男性T様より、

「その後、やることが明確になって
 今は本業に集中できています」


という喜びのご報告がありました。


セッション前は、
転職も視野に入れて
思い詰められていましたが、

現状を俯瞰して見ると、

”本業ではないところで疲弊して、
 目的を見失っていた状態”

でしたので、

あのまま辞めてしまわずに、
ご自身に何が起きているのかに気付かれて、
自ら本筋に戻ることができて何よりです。

仕事も人間関係も、
”未完了”が積み重なっていくと、
まるで重りが次々と増えるかのように
進みたくても進めない状況から
抜けられなくなっていきます。

特に、
本来はお互いに協力し合いたいはずの
身近な人間関係でのトラブルは、
実は「本当の自分の目的を見失っている」
というサインでもあります。

でも、
当事者自身にはどうしても
自分がどうなっているのかが見えず
外側で起きることばかりに反応して
ますますズレていくことも…

今日ご紹介する事例も
その一例でしたので
ピンとくる部分がある方は
ぜひ参考にしてください。


俯瞰体験コラム#2

【価値観が合わない部下との
 コミュニケーションがストレスです】


管理職をされている
40代男性A様の事例です。

↓↓↓

「若手社員の離職率を下げるために、
 就業時間外で彼らが主体となる
 新たなプロジェクトを立ち上げることになり、
 社長からプロジェクトリーダーに任命されました。

 でも、
 現状はただでさえ膨大な仕事量に対して
 人手が足りない忙しい状況です。

 仕事よりもプライベートを
 優先しがたる若手社員達が、
 就業時間外まで会社に
 拘束されるようなプロジェクトに
 どれだけ付いてくるのだろうか?
 と非常に気が重いです。

 進めていくにあたって、
 価値観が全く合わず
 理解し合うことが困難な若手社員達との
 コミュニケーションにおける現状を自覚し、
 お互いのストレスが少しでも軽減するような
 気付きやヒントを得たいです」


セッション前のA様の思い

セッション前のA様は、

「自分が若い頃は、
 残業も休日出勤も当たり前だったし、
 そこに自分の要求をぶつけようという
 発想さえもなかった」

「今の若い人達が理解できない」

「若い頃の苦労は必ず後で報われるのに」

「彼らには何を言っても
 どうせ分からないだろう」

と思われていたそうです。

ところが・・・


A様の現状を俯瞰すると…

※配置はクライアント様自身がおこないます
(画像は後日こちらで再現したものです)

実際に起きていたことは、
A様の方が若手社員に対して

「自分はこんなに苦労してきたんだぞ!」
「大変だったんだぞ!」
「こちらの苦労をもっと理解するべきだ!」

と強い要求を向けていた状態だったのです。


そして、その様子はまるで、
「人間の赤ちゃん」と「動物」との対話のように
元々使う言語も形態も何もかも
全く違う生命体同士の関わりとなっていました。


この状態では、
何を話したところで
どこまでいっても、
実りあるコミュニケーションには
ならないことを自覚されたA様。


また更に、
”自分が過去に味わってきた苦痛と
今目の前の若手は全く関係がない”
という事実にもすぐに気付かれました。


早速、その部分を切り分けて
若手社員達に関わることを意識された所、
これまでのような強いストレスがなくなり、
むしろ若手社員達が
自分の話を素直に聞いている一面を
受け取ることができるようになったそうです。


それまでのA様は、
”意識の低い若手のせいで
 自分はストレスを感じている”
と思われていましたが、


実は、ご自身も無自覚の部分で
若手社員達に向けていた
”彼らには関係のない要求”が、
若手社員達とのコミュニケーションにおける
ストレスの大元だったのでした。


今回の事例における
「主観」と「俯瞰」の
もっとも大きなズレ。


それは、
「主観」の世界のA様は、
”自分はこんなにも若手を
理解しようとしているのに”
と思い込まれていた部分にあります。


”こんなにも苦労してきた自分”
”こんなにも頑張っている自分”
という過去の体験による
自己犠牲的なセルフイメージばかりが
強くなっていると、


今回浮かび上がってきたような
その対極にある要求や圧の強い自分の一面を
自覚して認めることが困難になります。


ですが、
「俯瞰」の世界から見ると、
”相手を理解したい”よりも
”自分を理解してほしい!”


その状態のA様に
ピッタリ引き合う反応しか
若手から受け取ることが
できなくなっていたのでした。


※俯瞰とは?

 人は誰でも
 今までの自分目線で物事を見ています。

 たとえば、

 「こうなったのはコレが原因だ」

 「こうすればこうなるはずだ!」等

 無意識にそう考えながら
 生きているものです。


 でも、
 それはあくまで主観的な世界です。


 実際の事実の世界とは
 かけ離れていることが多々あります。 


俯瞰とは、
起きている事実を客観的に
観察認識することです。


 それはつまり、
 自分目線から抜け出して、
 まるで上空から鳥の目線で
 世界を見るような体験です。


 そしてそれが、


 「本当に起きていることは
  どういうことなのか?」


 を知ることになり、


 思い込みに近い古い自分の捉われから
 抜け出すキッカケとなります。


 それによって
 人が自由になっていきます。


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