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こ・ねくすと緊急アンケート集計結果発表「みんなの知恵を集めてコロナを乗り越えよう!」

こんにちは。神戸を中心に活動しています、共働き家族のキャリアと交流のコミュニティ「こ・ねくすと Co-Next」です。

今回のアンケート実施の背景

コロナ感染拡大による休校も1カ月が過ぎました。
登校日や終業式・卒業式も終え、春休みに突入。来たる4月には進級・入園・入学の時期を迎えます。

テレワーク・オンラインなど、多様な働き方・コミュニケーションが浸透していく一方、誰しもが初めての状況とのことで、大人も子どもも戸惑っているのも事実なのではないかなと感じています。

微力ながら、今、「こ・ねくすと」ができることを考えてみました。

共働き家族のリアルな声を集めて、共有する。
誰かの悩みで、自分だけじゃないと救われたり、誰かのアドバイスで、解決するかもしれない。
第3者の視点のアドバイスでわかることもあるかもしれない。
皆の声を集めて、発信することで、社会に届くかもしれない。

先が見えないと、不安になってしまうものです。
なので、何ができるかわからないけれど、できることからやってみよう。

そんな想いで、3/19から3/22の4日間でFacebookやホームページなどを通じて緊急アンケートを実施。神戸を中心に、まずは13人の日本・日本人だけでなく、アメリカやドイツ、インドネシアやシンガポールで頑張る世界の共働き家族の仲間から、大切な声を聞くことができました。

たくさんのリアルな声が詰まっています。
是非、読んでみて、共感して、考えてみる機会となれば幸いです。

こ・ねくすと 代表 西岡 幸子

調査概要&回答者属性

調査概要
● 対象:共働きの男女
● アンケート実施期間:2020年3月19日(木)から3月22日(日)の4日間
● 調査方法:インターネット調査(こ・ねくすとFacebook及びHomepageなどを中心に拡散)
回答者属性
● 回答者国籍:日本、タイ、インドネシア、中国
● 居住地:日本、アメリカ、インドネシア、シンガポール、ドイツ
● 回答数:13(日本国内:9、日本国外:4)
詳細は以下を参照

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みなさんの声から見えてきたこと4つ

現在共働きが抱えている悩みや状況は、日本国内外見ても共通であることが、リアルな声からも見ることができました。

多くの声をぎゅっとまとめてみると、以下の4点が見えてきました。

1.国外組の方が、子ども向け学習にオンラインを積極的に利用
2.子どもたちの家事への参画が進んだ

3.生産的な在宅勤務実現のためには対策・支援やツールが不可欠
4.働き方や学び方を見直し、大人も子どもも、主体的な生き方を考える機会となっている

まだしばらく続く、コロナ。予断を許さない状況です。
以上4点については引き続き、何かしらの形で、こ・ねくすとでできることを考えていきたいなと思います。

以下からは、各項目の質問について詳しく見ていきたいと思います。

共働きならではの悩み

日本国内外問わず、共働き家族ならではの悩みとしては、

● 休校による子供たちの心理面・体力面・安全面・生活面の懸念(家での子どもだけの留守番や生活リズム・学習意欲・ネットやテレビとの付き合い方など)
● 昼食準備など追加の家事による負担

が、あげられていました。
また在宅勤務ができない方の中には、休校中に祖父母に子どもたちの世話をお願いしているということで、長期戦になってきていることもあり、祖父母の体力・心理的負担が不安という声もきかれていました。
短期的にはなんとか乗り越えてきているものの、中長期戦となると、表面化してくることは必至と思われます。何かしらの対策を検討する時期にあるのかもしれません。

一方、特になしと答えている方も、回答をいただいた中の3割ほどいたという事もわかりました。事実、私も影響は限定的でした。
お子さんが小中学生である程度自立している、勤務形態がすでに在宅勤務など、いろいろな要素はありましたが、さまざまな声を聞くことができたのは貴重だったなと感じています。

当初よりも解決してきたこと

また、当初よりも解決してきたこととしては、

● 子どもたちが洗濯たたみや簡単な自炊など家事ができるようになった
● 今まで使ってこなかった家電やオンラインアプリを使って家事の時短や子供たちの勉強に活用できた

などが挙げられていました。特に子ども自炊については、上記の「共働きならではの悩み」の二つ目の解決策にもなってきているのかもしれません。
第2弾アンケートで具体的な例を集めてみたいなと思いました。

今回の一斉休校でよかったこと

逆に今回の一斉休校でよかったこととしては、圧倒的に多かったのが

子どもとゆっくりじっくり過ごす時間が増えた

という声でした。具体的には、

1.一緒に料理をすることができた
2.コロナウィルスについて学び合ったりした
3.変化についてや生き方・働き方について話し合うことができた

など、この機会に子どもたちといい時間を過ごせているようでした。
子どもたちとの時間を通して、自身の働き方や生き方を考え直す機会にもなっているのではないでしょうか。

また、大人も子どももオンライン化が急速に広まったことも大きな収穫だと感じている人も多く、コロナが収まった後の働き方や学び方に大きく影響を与えるのは必至だろうなと強く感じています。

在宅勤務 or not?

今回のアンケートでは在宅勤務に関して、日本国内組で見ると、在宅(一部含む)とそうでない割合がほぼハーフハーフに対し、国外組は全て在宅でした。職種・業種による制限があることは大前提としても、昨今の報道でもあるように、諸外国では日本よりも、外出禁止令など行動を制限する厳しい措置を取っているというところも表れているのかなと感じています。

在宅勤務での課題

国内外問わず、在宅勤務で抱えている課題としては、

1.子供がいる中での仕事は集中できない・はかどらない
2.仕事モードとママモードの切り替えが難しい
3.急な在宅勤務への変更のため、環境が整っていないので、作業性が悪い

という点も上がってきていました。
今回の一件で、世代・性別・共働きやワーママ・パパに関わらず、在宅勤務を経験する方が絶対的に増えたと思います。上記の課題は、おそらく誰にとっても共通なのではないでしょうか?

今後、この状況が続く、または在宅勤務制度が浸透してきた時には、生産性を確保するためにも、

1.在宅勤務の保護者の子どもの保育の確保の徹底・支援
2.在宅でも仕事モードをキープすることができるツール・アプリの開発
3.在宅勤務環境を整備するための会社・行政からの支援・補助
(例:Wifi環境やスクリーン、椅子など)

などを考慮したうえで進めていく必要があるのではないでしょうか。

このままいよいよ新学期

日本では来月から新学期が始まります。
昨日の神戸新聞によると、兵庫の県立学校は、いろいろと対策を打って、予定通り新学期を始める方向で進めているとの報道がありました。

何もなくても、変化でドキドキの4月。今の状況下で、4月を迎えるにあたり、抱えている不安として挙がってきていたのが、

1.合計5週間の休校後、進級して、学校の生活のリズムに戻れるのか?
2.そもそも学校が始まってくれるのだろうか?
3.新学期も休校となったら、学習の進度は大丈夫?

が共通の声としてあがってきていました。

まだまだスムーズに4月の新学期を迎えられるのかどうか予断を許さない状況ですが、まずは、どんな状況になっても、これからの2週間でリズムを整え、復習をしっかりしておくことが大切なのかなと、私も小中学生を持つ2児の母としてひしひしと感じております。

ここについては、何ができるか、引き続き考えていきたいと思います。

最後に、アンケートに協力いただいた皆様、ありがとうございました。
またこのようなアンケートを通して、共働きの声を聞いていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。


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