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【ひとりごと】 半分こ

 また、会えるのかなあ。君は、眠る直前に想い浮かべている人で、夢にでてくる人で、目を醒ますときに隣にいてほしい人なのだけれど。あれから、もうすぐ反対側の季節。会いたい。ここにいて欲しくって堪らない。髪を撫でたいし、朝ごはん作ってほしいし、一緒に床に寝転がりたいし、小説の読み合いっこしたい(あの時は嫌って言ったけど)。同じシャンプー使ってるのに君だけからする香りも、からだをなぞり合うのも、お腹が空くとちょっと不機嫌になるのも、腕まくらも、ぜんぶぜんぶ恋しい。私の胸に額を当てて眠る君は、6歳の子どものように無防備で、あたたかかった。君が「可愛い」って言ってくれたら、心配事がすっと消えていく気がした。狭いベッドだけど、また半分こして寝ようよ。今夜も君の場所、空けてあるから。もしまた会えたら、きっと、私、素直になるから。


あなたと/わたしって遠いの/でしたっけ?
木星乗り継ぎ/でよかったかしら?


ここまで降りてきてくださって、ありがとうございます。優しい君が、素敵な1日/夜を過ごされますように。