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犬の仇討ち

何も予定もない休日、時計も見ず、ぬくぬく布団に包まっていたい朝、、家族が起こしに来たときに使うのは、狸寝入り戦法!

日本では寝たフリに狸を使いますが、英語ではfox sleep。狐が寝ます。

狐と狸、文化で動物が異なるのが面白いですね。

動物での表現を手繰ってみると

男性の見た目を褒めるときは
cool cat!!
 猫の動き仕草が、スマートということなのでしょう。

fat catという表現もあります。
直訳すれば、太った猫?であれば
つまりかっこよくない男性?かと思いきや
お金持ちで、かつ権力があり多額の寄付をしてくれる人を指すそうです。
でもこれは褒め言葉ではなく陰口で使う言葉らしいので、口にするときは注意!

他にも
Walk like a cat on eggs.(卵の上の猫のように歩く)
事柄に対して非常に気を配ること、熟考して進めること

軽やかに、しかも足音を立てず歩く猫の動きは、慎重で思慮深く見えるのでしょう。

働き者は、日本では「働き蟻」「蟻」で表現しますが、
英語ではbeaverビーバー。丸太を前歯でゴリゴリ削ってる様子は、ひたむきに働くよう見えるからかしら。

そして、がむしゃらに働くとなるとdogで例える事が多いです。
「It's a hard days night」(ビートルズ)で謳っています。

And I've been working like a dog
犬のように働いたんだ
I should be sleeping like a log
あとは丸太のように寝るだけさ

beaverと違って、不器用に忠実過ぎるくらい働くイメージです。

dogをつかった慣用句は、
他にもunderdog 「負け犬」、go to the dogs「堕落する、破滅する」、let sleeping like dogs.「寝た子を起こすな」、、、。
何故かマイナスの意味で使われることが多いdog。

日本語でも「負け犬」「犬の遠吠え」等など、マイナスイメージの言葉はあるりますが、私欲なく人のために尽力することを示す「犬馬の労」というプラスの言葉もあります。

犬も猫も太古より私たち人間に寄り添ってくれた動物。長いお付き合いだからこそ数多の慣用句、諺が作られたのだけれど、

健気な可愛い犬を、マイナスイメージの表現に使っていたら、そのうち犬の仇討ちに遭いますね!


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。

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