さちこ

静岡県在住 いつだって家でゴロゴロしたい

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最近の記事

装丁に溜息『注文の多すぎる患者たち』そして目次にビビる

見てすぐ手に取った。 『注文の多すぎる患者たち』 そそられる。 動物たちの写真。 文字の配置。 いい。 表紙をめくり数ページ、写真が続く。野生動物たち。 たまらない。時間を堪能する。 表紙とそこからの数ページ。 圧巻の野生動物写真が続く。 ヘビ ホッキョクグマ ヒョウ ゾウ フクロウ ゴリラ もっと見たい。もう一度、、、 そして目次へ続く。 目次を前にして固まる。 いや、待ってくれ。違うだろ。 セイウチの自殺願望って、セイウチが自殺を願う? 靴と交尾って、な

    • なぜかホワイトアルバムを思わせる「真・英文法大全」

      「真・英文法大全」にビートルズ・ホワイトアルバム(The BEATLES)を感じる。 山積みになった白のパッケージ。 少ない装飾。 思わず足を止め手に取る。 ホワイトアルバムが目に浮かぶ。 ちがう。これは英文法の本だ。 訳分からん英文法の本だ。 のに、表紙をめくってみる。一転、黒い見返しが出迎える。 いゃー、読みたい。読みたくなった。 困った。 私は英語が分からない。 英文法なんて、さっぱりです。 こんなこと言ってますが、ホワイトアルバムについて物凄い語れる、とかじゃあ

      • ハイキューのヒロインは研磨だと思ってる

        研磨、可愛すぎん? 「劇場版ハイキュー‼︎ゴミ捨て場の決戦」感想 私、前々から、ハイキューのヒロインは研磨だろ、と思ってます。 男じゃん! とか関係ありません。 もう、登場の仕方から語り口調まで完璧ですから。 そっと佇む登場 囁くような語り 主人公との約束 どうです。 キュンキュンさせてきます。 ヒロインですね。 「少女マンガを思わせるような、細やかな心理描写」 これこそハイキュー。

        • 時代は変わったって言うけど、君はどう思う?『タスマニア』

          まえがきと言っていいのか、目次の前にあるこの言葉が、この本をよく表していると思う。 この本ってどんな本?と聞かれたら 時代は変わったって言うけど、君はどう思う?って本、と答えたい。 さらに付け加えるなら、 時代は変わったって言うけど、君はどう思う?という作者からの問いかけの本、となる。 新しい本に出会った時、どうしますか? 私は「とりあえず何も調べず読んでみる派」です。 この本もそう。 そして「とりあえず何も調べず読んでみて」よかった。 タスマニア旅行記、楽しそう!違うの?

        装丁に溜息『注文の多すぎる患者たち』そして目次にビビる

          節約と倹約は同じですか?『モモ』ミヒャエル・エンデ

          倹約・倹約・節約・節約、もっと節約、まだまだ節約、、、 どこにでもある節約 いいことしかない節約 何でも解決してくれる節約 伝染病のような節約 こいつは一体何なんだ、何者なんだ。 節約って何だっけ? これが、この本を読んだ感想。 読んだ本は ミヒャエル•エンデ『モモ』 時間の節約を町の人たちに薦める「時間どろほう団」をモモがやっつけていくお話。 物語の途中、町の人たちが時間の節約をしていく。 読んでて苦しかった。この節約、やったことある。この節約魔は私だ。 節約

          節約と倹約は同じですか?『モモ』ミヒャエル・エンデ

          みつしり、が怖い『魍魎の匣』京極夏彦

          京極夏彦『魍魎の匣』 分厚いミステリ。 私にとっては 「とにかく怖い」 作中、「みつしり」という言葉が度々使われた。 私は、このみつしりが怖い。 怖くて怖くて気持ち悪い。 みっしりーみつしり これだけのことなのに、すごく息苦しく感じる。 あぁ、息継ぎを忘れてしまう。 あの忌ま忌ましい隙間風は、実は必需品だったか。 と、登場人物/木場による語りがあるが、その通り。隙間風が恋しくなる。 余白が欲しい。 塗りつぶさないで。 と思ってしまう。 こんなたわいもない事で、

          みつしり、が怖い『魍魎の匣』京極夏彦

          つきぬける光の彫り『君は隅田川に消えたのか』駒村吉重

          『君は隅田川に消えたのか』ー藤牧義夫と版画の虚実 読みました。 この本を一言で言うなら 「若くして行方不明になった版画家・藤牧義夫にまつわる謎を追う長編ノンフィクション」 なのだけど、 この本はミステリーなのか、、、 藤牧義夫ってすげーぞ!、と藤牧義夫作品を絶賛してるのか、、、 私は、藤牧義夫作品の 鋭さ 光の表現ー突き抜ける光・ぼーっとした光 単純な美しさ に惹かれた。 もっと藤牧義夫作品を見たい。 まぶしくて、単純で、あたたかく、美しい 印刷ではなく、直接

          つきぬける光の彫り『君は隅田川に消えたのか』駒村吉重

          ーたすけて、ー助けて『姑獲鳥の夏』京極夏彦

          「私をーたすけてください」 「私をー助けてください」 ー助けて下さいー。 助けると約束したのだー。 何度も読みたくなる、京極夏彦。 読んで読んで、また読んでる。 あぁ、大好きだ。 京極夏彦の情景が好きだ。 たすけてください と 助けてください 作中で、「たすけてください」「助けてください」と何度か呼びかけてくる。「たすけて」と「助けて」。 私をーたすけてください。 誰だろう。たすけるって、何だろう。 私をー助けてください。 誰だろう。 こっちの助けては「呪いを

          ーたすけて、ー助けて『姑獲鳥の夏』京極夏彦

          絵とはひとつの言葉です『絵を描きたいあなたへ』永沢まこと

          永沢まこと『絵を描きたいあなたへ』 絵が描けたらいいに決まってんじゃん、と思い図書館で借りた。 例えば、あるスケッチ教室で語ってくれているような、例えば、ある公園のベンチで話してくれているような、そんな本。 「初心者向けハウツー本」と言うと、説明と図解が繰り返されて、役に立つかもしれないけど、面白くないのが本音。 でも、この本を開いてびっくりしたのは、絵を描くテクニックを一切図解してないこと。 絵を描くことについて、こんなふうに表している部分があります。 出来上った絵

          絵とはひとつの言葉です『絵を描きたいあなたへ』永沢まこと

          暖な日の色に染まっている『蜜柑』芥川龍之介

          みずみずしい酸っぱさと暖かな甘さ みかんが大好きです。 おじいちゃんおばあちゃんが農家だったのもあって、みかんを大量に食べるのが、私の普通。 みかんが出てくる本、 芥川龍之介『蜜柑』 芥川さんの文章でみかんが読めるなんて、素敵。 懐かしい匂いを、はっと思い出すような そんな本。 冬の冷たさの中にある、枯草や土の匂い 押しすくめたように背の低い子どもと、列車の窓 重苦しい雪曇りの空と、暖な日の色に染まった蜜柑 みずみずしい酸っぱさと暖かな甘さ あぁ、唾が込み

          暖な日の色に染まっている『蜜柑』芥川龍之介

          才能って簡単だったんだ『世界一やさしい「才能」の見つけ方』八木仁平

          仕事を辞めることになり、これからどうしようかなと思いつつ、何となく本書を手に取り、読みました。 この本は、とりあえず目立たず生きていければそれでいいや、と思っていた私に、「簡単に出来ること・普通だと思っていること」をやってみようかな、と思わせてくれた本です。 ◾️この本の要点 ・才能=ついやってしまうこと 誰にでも才能はある。見つけられていないだけ。 ・自分の内側に才能はある 自分の内側を見つめる質問に答えることで、自分の才能を見つける。 ・才能×スキル・知識→才

          才能って簡単だったんだ『世界一やさしい「才能」の見つけ方』八木仁平

          いきなり寒いニット恋し

          さて、私は朝4:30頃に家を出て職場へ向かいます。 4:00起床。 もうね、寒いの〜! 布団から出て、キッキンに立つ。床が冷え冷え。ぶるっとくる。 ほんとにびっくり。いつのまに冬になったの? モコモコのくつ下、まだ買ってない! そして、私の通勤の相棒はバイク!愛車はHONDAカブです。 風を切って走る!のが、いつも楽しい。 けど、まじ寒いの!お腹痛くなる。 ニット、ニット、ニットさんの登場だよこれ。 明日は絶対にニット着て出勤するんだ。 あぁ、ニット恋し。

          いきなり寒いニット恋し

          「もうすぐ無職」が嬉しくてニヤける

          実は、今月末日で退職です!もう嬉しくて嬉しくて〜 職場の人に「どうしたの、すごい楽しそう」と言われる始末。 にやけてます。思いっきりニヤけてます! 顔、緩みまくってます。 辞めたかったのよ。ものすごく辞めたかったのよ、この仕事。 待って待って、やっと辞めれる。良かった。ちゃんと辞められる。 もう少しで終わり、と思うと ・今まで出来なかった掃除しよう ・片付けもしよう ・丁寧に挨拶しよう と、なんだか気分良く仕事できる。 こんな感じで仕事してたら、辞めることにならなかっ

          「もうすぐ無職」が嬉しくてニヤける